WOLFRAM言語 HOW TO

How to | CDFファイルを作成する方法
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CDF(Computable Document Format.計算可能なドキュメント形式)ファイルは,Wolfram言語のパワーと柔軟性を活用した強力な配備メソッドを供給する.この形式は,公開形式および無料のプレーヤーによって幅広く配信することも可能である. Wolfram言語の組込み機能であるため,作業中のノートブック,カスタムの論文や記事,ワークフローあるいは専用のアプリケーション配備から直接.cdfファイルに保存することは簡単である.Wolfram言語で計算するものであればほとんど何でもユーザがインタラクトできるオブジェクトに作り上げて,Wolfram CDF Player で見られるDFファイルとして,概念を最も明確に提示できるようにする.

CDFファイルは,既存のノートブックから作成することも,一から新しく作成することもできる.Wolframシステムのノートブックに含むことができるものであれば何でもCDFファイルに含むことができる.CDFファイルは,いつもノートブックを開く場合と同じように,ファイル 新規作成を選んで開く.

Wolframシステムのノートブックと.cdfファイルの一番の違いは,CDF Player を使ってドキュメントを見たときに許されるインタラクションの度合である.ノートブックファイル(拡張子.nbのファイル)は CDF Player では静止ドキュメントとしてしか見ることができないのに対して,.cdfファイルで提示されたManipulateオブジェクト(あるいはその他の動的な要素)は,CDF Player で完全にインタラクティブである.

例えば,CDF Player を使ってCDFファイルを見るユーザは,スライダーをインタラクティブに動かすことができる:

インタラクティブなコンテンツと静的コンテンツを.cdfファイルの中で自由に組み合せることができる.例えば,セクションヘッダ等の標準ドキュメント機能を含むことができる:

CDFのインタラクティブな機能を最大限に活用する方法の詳細については,「.cdfファイルのインタラクティブ機能」を参照されたい.

ノートブックをCDFに変換するのにもっともよく使われる配備方法は,CDFエキスポートメニュー項目を使う方法である.このメニュー項目は,Webに埋め込むことができるバージョンあるいはスタンドアロンのバージョンを作成するための段階を追ったインターフェースを提供する.この詳細については,「.cdfファイルを配備する」のセクションを参照されたい.

別名で保存メニューを使う場合は,Wolframシステムでノートブックを開き,ファイル 別名で保存...を選ぶだけでよい:

そして表示されるファイルブラウザウィンドウでファイルの種類:の横のドロップダウンメニューからCDFドキュメント (*.cdf)を選ぶ:

CDFファイルを作成するプログラムを使った方法に,CDFDeployおよびExportImportExportはどちらも完全に"CDF"ファイル形式をサポートする)を使う方法がある.

.cdfファイルを配備する

ファイル CDFエキスポートメニュー項目を使うと,.cdfファイルをスタンドアロンのドキュメントとして保存,あるいはドキュメント全体か特定の選択範囲を既存のHTMLコードに埋め込むことができる.

スタンドアロンの.cdfファイルを作成する場合は,ファイル CDFエキスポート スタンドアロン...のメニュー項目を選ぶ:

メニュー項目をクリックすると,以下のウィンドウが表示される:

ウィザードの指示に従って,スタンドアロンの.cdfファイルを保存する.ドキュメント全体ではなく,ノートブックから選択した部分だけを保存したい場合は,ウィザードを開く前に配備したい部分を選択しなければならないことに注意する.

    

Webページに埋め込む.cdfファイルを作成したい場合は,ファイル CDFエキスポート Webに埋め込む...のメニュー項目を選ぶ:

メニュー項目をクリックすると,以下のウィンドウが表示される:

ウィザードの指示に従って,ドキュメントの全体あるいは選択範囲を.cdfファイルとして保存し,Webサーバのどこに.cdfファイルを置くかを指定する.するとウィザードによって,既存のHTMLファイルにコピーアンドペーストできるHTMLコードが与えられる.スタンドアロンのファイルの場合と同じように,ドキュメント全体ではなく,ノートブックから選択した部分だけを保存したい場合は,ウィザードを開く前に配備したい部分を選択しなければならないことに注意する.

.cdfファイルのインタラクティブ機能

Wolfram言語で使用できる関数のほとんどすべてが CDF Player 用のアプリケーションを構築する際に使えるが,以下のようなプログラミング上の制約がある.

  • インタラクティブなコンテンツはすべてManipulateコマンドを使って生成したものでなくてはならない.また,SliderLocatorCheckboxPopupMenu等のマウスで動かす要素しか使うことができない.
  • ダイアログウィンドウはサポートされていない.
  • J/Link および .NET/Link を含むWolfram Symbolic Transfer Protocol (WSTP)操作はサポートされていない.
    • Wolfram精選のデータソース(ChemicalDataCountryDataWordData等)を除いて,CDF Player 内からのデータのインポートとエキスポートはサポートされていない.

    CDF Player はカスタムデータをランタイムでロードすることができないので,すべての必要な情報が.cdfファイルのインタラクティブな要素内に埋め込まれているようにしなければならない.これはInitializationあるいはSaveDefinitions(どちらもManipulateのオプション)を使って行うことができる.

    Initialization オプションを使って,以下の簡単な例のように,小さなコードやデータをインタラクティブな出力に含むことができる:

    

もう少し大きなコード,パッケージ,データ集合については,これらをManipulate出力を作成する前に定義してから,その状態を出力内にSaveDefinitionsオプションを使って保存した方が便利である場合もある.以下の簡単な例は,Initializationを使わずに上の例を作成したものである:

In[1]:=
Click for copyable input
Out[1]=

.cdfファイルで任意の入力,ダイアログウィンドウ,外部データのロード等のより高レベルのアプリケーションコンテンツをアクティベートさせる方法については,Wolfram Researchにお尋ねください.