PDF (.pdf)

  • ImportExportはバージョン1.5以前のPDFをサポートする.
  • 予備知識予備知識

      MIMEタイプ:application/pdf
      Adobe Acrobat形式.
      複数ページのドキュメントを交換したり,アーカイブに保管したりするための標準形式.
      PDFはPortable Document Formatの頭字語である.
      バイナリファイル形式.
      テキスト,フォント,画像,2次元ベクトルグラフィックスをデバイスや解像度に依存しない方法で保持する.
      埋め込みラスタ画像も保持できる.
      複数の不可逆と可逆の圧縮法をサポートする.

    ImportとExportImportとExport

    • Import["file.pdf"]はPDFファイルをインポートして,すべてのページをグラフィックスのリストとして返す.
    • Export["file.pdf",expr]は任意の式をPDFにエキスポートする.
    • Import["file.pdf"]はPDFファイルのページをWolfram言語のベクトルグラフィックスに変換する.
    • Import["file.pdf","Plaintext"]はプレーンテキストバージョンのPDFファイルを返す.
    • Export["file.pdf",expr]は任意の式,セル,あるいはノートブックオブジェクトからPDFファイルを作成する.
    • Wolfram言語はPDFにエキスポートする際にフォントや2次元ベクトルグラフィックスをラスタライズしない.
    • Import["file.pdf",elem] は指定された要素をPDFファイルからインポートする.
    • Import["file.pdf",{elem,suba,subb,}]は子要素をインポートする.
    • Import["file.pdf",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
    • インポートの形式はImport["file","PDF"]あるいはImport["file",{"PDF",elem,}]で指定することができる.
    • Export["file.pdf",expr,elem]expr が要素 elem を指定するものとして扱って,PDFファイルを作成する.
    • Export["file.pdf",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}] はそれぞれの が対応する を指定するものとして扱う.
    • Export["file.pdf",expr,opt1->val1,] は指定されたオプションの要素が指定された値を取るものとして expr をエキスポートする.
    • Export["file.pdf",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"] は規則を使ってエキスポートされるべき要素を指定する.
    • ImportExportについての一般的な情報は,関数ページを参照のこと.
    • ImportStringExportStringはPDFをサポートする.

    ノートブックインターフェースノートブックインターフェース

    • ノートブックフロントエンドでは,挿入 画像開くメニューを使ってPDFファイルをセルにインポートすることができる.
    • 別名で保存は使用中のノートブックをPDFファイルとしてエキスポートする.
    • 選択範囲の形式保存を使うと,ノートブックの選択された部分をPDFとしてエキスポートすることができる.

    要素要素

    • 一般的なImport要素:
    • "Elements"ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
      "Rules"それぞれの要素とオプションの規則の完全リスト
      "Options"オプション,属性,設定の規則のリスト
    • データ表現要素:
    • "Pages"ベクトルグラフィックスのリスト(それぞれがPDFファイルのページを表す)
      "Plaintext"文字列として与えられるドキュメントのテキストコンテンツ
      "Attachments"添付ファイルのリストで,可能ならWolfram言語式としてインポートされる
      "RawAttachments"生の文字列のリストとして与えられる添付ファイル
    • Importはデフォルトで要素を使う.
    • 個々のページをインポートする:
    • "Pages",nn 番目のページを表すベクトルグラフィックス
      "Plaintext",nn 番目のページのテキストコンテンツ
    • メタ情報要素:
    • "Author"このファイルを作成した人の名前
      "CreationDate"ドキュメントの作成日(DateObject指定で与えられる)
      "Creator"このファイルを作成したプログラム
      "PageCount"ページ数
      "Title"ドキュメントタイトル

    オプションオプション

    • Importオプション:
    • "Password"None文字列で与えられるドキュメントのパスワード
      "TextOutlines"True文字をアウトラインとしてインポートするかどうか
    • 一般的なExportオプション:
    • ImageSizeAutomatic画像の全体サイズ
      ImageResolution72ラスタライズのための画像の解像度(dpi)
    • 高度なExportオプション:
    • "AllowRasterization"Automatic高度なバージョンのPDFを必要とするグラフィックスをラスタライズするかどうか
    • に使用できる設定:
    • Automatic描画に高度なバージョンのPDFを必要とする透明性や色勾配等の機能を含むグラフィックスをラスター化する
      Trueグラフィックスを常にラスター化する
      False必要に応じて高度なPDF機能を配備し,常にベクトルグラフィックスを使用して正確に描画する

    例題例題すべて開くすべて閉じる

      (3)  (3)

    これは,簡単なPDFの例題ファイルをグラフィックスとしてインポートする:

    In[1]:=
    Click for copyable input
    Out[1]=

    このファイルで使用可能なImport要素を示す:

    In[2]:=
    Click for copyable input
    Out[2]=

    生のテキストをPDFファイルから抽出する:

    In[3]:=
    Click for copyable input
    Out[3]=

    3つのメタ情報要素をインポートする:

    In[4]:=
    Click for copyable input
    Out[4]=

    画像をPDFにエキスポートする:

    In[1]:=
    Click for copyable input
    Out[1]=

    タイプセット数式を解像度に依存しないPDFにエキスポートする:

    In[1]:=
    Click for copyable input
    Out[1]//TraditionalForm=
    In[2]:=
    Click for copyable input
    Out[2]=
    2007年に導入
    (6.0)
    | 2014年に修正
    (10.0)
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