WOLFRAM言語チュートリアル

数値の定義

のような定義を作ると,Wolfram言語は,任意の関数が現れるたびに与えられた値を使う.しかし,場合によっては,値を,数値が要求されるときに限って使われるものとして定義したいことがある.

expr=value式の参照があるたびに使う値を定義する
N[expr]=value数値近似で使われる値を定義する

通常の値と数値の定義

関数に対して数値を定義する.
In[1]:=
Click for copyable input
数値の定義自体は,の普通の値に関してWolfram言語には何も指示しない.
In[2]:=
Click for copyable input
Out[2]=
近似数値を返すように指示すると,定義式が使われ値が求まる.
In[3]:=
Click for copyable input
Out[3]=

数値は,関数に対してでもシンボルに対してでも定義することができる.定義された数値は,NIntegrateFindRoot等のすべての組込み関数により使われる.

N[expr]=valueデフォルトの計算精度が要求されるときに使われる数値を定義する
N[expr,{n,Infinity}]=valuen 桁の計算精度と任意の計算確度が要求されるときに使われる数値を定義する

計算精度に依存する数値の定義

シンボルに対して,桁精度用の数値を定義する.値は,個の項からなる乗積とする.
In[4]:=
Click for copyable input
指定した値が使われ,30桁精度におけるの値が評価される.
In[5]:=
Click for copyable input
Out[5]=

数値は基本的に上向きの値と同様に扱われる.f に対して数値的な値を定義するとき,この定義は,f の上向きの値を数値解析関数Nで使うためのものとして内部に保管される.