二次元表示記号の入力

テキストが入力されると,Wolfram言語はそれを乗のベキ数として解釈する.
In[1]:=
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Out[1]=
ノートブック型インターフェースでは,二次元表示記号の入力法を使うことでを直接入力することができる.同入力は,Wolfram言語によりベキ乗として解釈される.
In[2]:=
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Out[2]=

のような,二次元的な表示形を持つ記号をWolframシステムノートブックに入力するひとつの方法として,パレットの適当なボタンをクリックして,この形式をペーストするというものがある.

よく使われる二次元式の数学記号を入力するためのパレット.

6.gif

パレットの他にも,キーボードを使った二次元式の直接的な入力法がいくつか用意されている.

x Ctrl+^ y Ctrl+SpaceControlキー使用(英語キーボードで有効)
x Ctrl+6 y Ctrl+SpaceControlキー使用(すべてのキーボードで有効)

キーボードを使った上付き文字の入力

Ctrl+^は,Controlキーを押しながら^キーを押す操作を示す.このキー操作を行うと,カーソルが上付き文字の位置に移動し,入力待ち状態になる.何かを入力すると,それが上付き文字として表示される.

上付き文字の入力が終ったら,Ctrl+Spaceを押し通常の行位置に戻る.Ctrl+SpaceControlキーを押しながらSpaceバーを押す操作を示す.

このキーボード操作を行うと,が記述できる.
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Out[3]=
は,上付き位置に挿入される.
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Out[4]=
Ctrl+Spaceを押すと,通常の行位置に戻ることができる.
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Out[5]=

上付き位置に移動させるCtrl+^のキー操作は,Ctrl+^が通常使われるハット(^)より直接的な入力手段ととらえると覚えやすいかもしれない.とタイプしたなら,入力位置は通常の行位置のままだが, Ctrl+^ とタイプすると,は直接上付き位置に挿入される.

標準的な英語キーボードにおいて,ハット記号(^)は,Shiftキーを押しながら数字6のキーを押すことで入力することができる.このキー配置のため,Wolfram言語ではCtrl+^の代替キーとしてCtrl+6が使えるようになっている.このため,ハット記号が数字6のキーのシフト位置にない英語以外のキーボードでは,Ctrl+^は機能しないだろうが,Ctrl+6は使えるはずである.

x Ctrl+_ y Ctrl+SpaceControlキーを使用(英語キーボードで有効)
x Ctrl+- y Ctrl+SpaceControlキーを使用(すべてのキーボードで有効)

キーボードを使った下付き文字の入力

下付き文字は,上付き文字とほとんど同じように入力する.ただし,上付き文字は指数として意味を持つが,下付き文字の場合は特別な意味はない.例えば,乗を表すが,は単なるシンボルでしかない.

を添字として下付き位置に挿入する.
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Out[6]=
上と同じ出力となる,Wolfram言語の通常の一次元式入力.
In[7]:=
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Out[7]=
x Ctrl+/ y Ctrl+SpaceControlキーを使用

キーボードを使った分数の入力

分数式 を形成する.
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Out[8]=
をまとめて分母に入れる.
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Out[9]=
今度は,Ctrl+Spaceを押して分母から出たので,は通常の行位置に置かれる.
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Out[10]=
分数表記の式は,常に割り算として扱われる.
In[11]:=
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Out[11]=
Ctrl+@ x Ctrl+SpaceControlキーを使用(英語キーボードで有効)
Ctrl+2 x Ctrl+SpaceControlキーを使用(すべてのキーボードで有効)

キーボードを使った根号の入力

このようにタイプすると平方根を入力することができる.
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Out[12]=
Ctrl+Spaceを押すと,平方根から抜ける.
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Out[13]=
従来の一次元的な記述法で入力を行う.同じ出力が得られることが確認できる.
In[14]:=
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Out[14]=
Ctrl+^あるいはCtrl+6上付き位置に移動
Ctrl+_あるいはCtrl+-下付き位置に移動
Ctrl+@あるいはCtrl+2平方根の挿入
Ctrl+%あるいはCtrl+5上付き位置から下付き位置へ移動(あるいは,その逆),または根号内部から累乗根位置へ移動(あるいは,その逆)
Ctrl+/分数で分母の位置に移動
Ctrl+Space特別な位置から通常の行位置に戻る

Controlキーを使った数式編集位置の移動(注:2番目の入力操作は,どんなキーボードでも有効)

Controlキーを使い,に上付き文字と下付き文字の両方を付ける.
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Out[15]=
これは同じ式を入力する別の方法である.
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Out[16]=
定積分を入力するときも同じ方法で行う.
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Out[17]=

Wolfram言語では,上付き文字と下付き文字の他に,親文字の真上と真下の位置に小文字を配する,というような記述を行うこともできる.そのように記述された文字は,真上付き文字と真下付き文字と呼ばれ,総和や積の表記において,上限や下限を示すために使われる.

x Ctrl+Plus y Ctrl+Space あるいは x Ctrl+= y Ctrl+Space
真下付き文字
x Ctrl+& y Ctrl+Space あるいは x Ctrl+7 y Ctrl+Space
真上付き文字

真上・真下付き文字の入力例

総和を入力する方法である.
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Out[18]=