厳密値と近似値

普通の電卓では,例えば,10桁精度で計算が行われる.一方,Wolfram言語では厳密な結果を得ることができる.

の値を計算すると,31桁の大きな数だが,厳密な値が得られる.
In[1]:=
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Out[1]=

電卓で値が得られるような近似値を求めることもできる.それには,式の後に//Nを続けて入力する.Nは数値を意味する語Numericalの頭文字を取ったもので,大文字でなければいけない.二重スラッシュ の意味は「式の特殊な入力法」で説明する.

この入力で近似値が得られる.
In[2]:=
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Out[2]=
式は通分され,結果は厳密な有理数として返される.
In[3]:=
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Out[3]=
結果の近似値を得たいときは //Nを付け加える.
In[4]:=
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Out[4]=
expr//Nexpr の近似値を返す

数値近似

例えば,と整数を入力すると,それは厳密なものとして扱われる.しかし,と小数点を明記して入力すると,それは一定の精度の近似値として扱われる.

厳密な有理数とみなされ,既約分数が求められる.
In[5]:=
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Out[5]=
小数を含む計算では,結果は近似値で与えられる.
In[6]:=
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Out[6]=
この例でも小数点を明示したので,結果は近似値である.
In[7]:=
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Out[7]=
式中にひとつでも小数があれば,最終的な結果は近似値となる.
In[8]:=
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Out[8]=