パッケージのファイル

Wolfram言語パッケージを作ったり使ったりするとき,ファイルをシステムに依存しない方法で参照することが望ましい.コンテキストを利用するとそうすることができる.

基本的な考え方は,コンピュータシステムのそれぞれにWolfram言語コンテキストの名前に対応するファイル名の約束がある.したがって,コンテキストを使ってファイルを参照すると,使っているWolfram言語のバージョンがコンテキスト名をコンピュータシステムに合わせたファイル名に変換する.

<<context`コンテキスト名を指定してのファイルの読込み

ファイルをコンテキストで指定

Wolframシステムに付属している標準パッケージの読込み.
In[1]:=
Click for copyable input
name.mxDumpSave形式のファイル
name.mx/$SystemID/name.mxユーザのコンピュータシステムにおけるDumpSave形式のファイル
name.mWolfram言語のソース形式のファイル
name/init.m指定したディレクトリの初期化ファイル
dir/ $Pathに指定する別のディレクトリのファイル

<<name`で検索される代表的なパス

Wolfram言語ではでファイルの適切なバージョンを読み込む.まず,使っているコンピュータシステムに最適化されている name.mxという名前を持つファイルを使うことを試み,それが見付からないときは,通常のシステムに依存しないWolfram言語入力が書かれた name.mの形のファイルを読み込む.

name がディレクトリのとき,Wolfram言語はそのディレクトリにある初期化ファイルinit.mを読む.init.mファイルの目的は,たくさんの別々のファイルからなるWolfram言語パッケージの設定を行う便利な方法を提供することである.コマンドを入力すると,init.mが読み込まれてパッケージ全体の初期化が行われ,必要なファイルがすべて読み込まれる.