WOLFRAM言語チュートリアル

Linuxのフォント

Linuxでフォントを扱うのは,面倒なことがある.Wolframシステムでフォントを扱う際の重要事項を,以下にリストする.

フォント形式

WolframシステムフロントエンドはBDF,TrueType,Type1のフォントをサポートする.これらはすべてインストール中にMathInstallerにより自動的にインストールされる.

フォントのインストール

フロントエンドを表示するマシンはすべてWolframシステムに含まれるフォントにアクセスできなければならない.Wolframシステムプロセスはリモートマシンで起動され,フロントエンドはローカルマシンに表示される場合は,ローカルマシンのXサーバがWolframシステムフォントの場所を知らなければならない.このためには,ローカルマシンで以下に挙げるコマンドを実行して,ローカルのフォントパスにWolframシステムフォントを加える必要がある.

xset fp+ /usr/local/Wolfram/Mathematica/9.0/SystemFiles/Fonts/Type1; xset fp rehash

フォントがローカルのXサーバで使えるようにするために,必ずxset fp rehashを実行すること.

スクリーン上で最適なパフォーマンスを得るためには,フォントパスでType1フォントがBDFの前になければならない.つまり,$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/Type1$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/BDFより前に現れるということである.フォントパスの順序をチェックするためには,コマンドxset qを実行する.

注:TrueTypeフォントは自動的にロードされるのでxsetコマンドは必要ない.

フォントサーバ

すべてのマシンにWolframシステムフォントをローカルでインストールしたくない場合もあろう.その場合は,必要なWolframシステムフォントをすべて持ったフォントサーバを設定することができる.ネットワーク上の他のマシンは,フォントサーバのWolframシステムディレクトリからフォントを読むことによって,必要に応じてフォントを見付けることができる.詳細は,オペレーティングシステムの説明書を参照のこと.

よくあるフォントのエラー

システムによってはフォントパスの長さが制限されているものもあるので,サーバがフォントを利用することができてもxset: bad font path elementというエラーが出る可能性がある.この場合,フォントパスの順序を変更して,パスのはじめの部分にWolframシステムフォントのディレクトリを加えてみる.スクリーン上の最適なパフォーマンスのためには,$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/BDFの前に$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/Type1をリストしなければならない.

フォントと印刷

Xフロントエンドがノートブックを印刷するとき,印刷に必要なフォントメトリックスとしてAFMファイルが使われる.Wolframシステムに含まれない特殊フォントを使って印刷したい場合は,フォントのAFMファイルが必要である.このファイルは$InstallationDirectory/Configuration/Fonts/AFM/usr/lib/AFM/usr/lib/afmのいずれかにインストールする.フォントは通常,印刷の際にフロントエンドがプリンタにダウンロードする.自分でフォントをダウンロードして,プリンタに保存することも可能である.詳細は,プリンタの説明書とプログラムを参照のこと.