入出力の表記法

式を標準的な記述形式で入力する.
In[1]:=
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Out[1]=
同じ式をカーネル内部の表現に準じた記述形式で入力する.
In[2]:=
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Out[2]=
ノートブックに入力する場合は,数学表記的な記述形式で入力することも可能である.
In[3]:=
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Out[3]=

出力式に関しても用途に応じて表記法を選択することができる.

Wolframシステムノートブックでは,StandardForm(標準形)と呼ばれる,より数学表記的な記述形式で答が出力される.
In[4]:=
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Out[4]=
OutputForm(出力形)を作用させ,キーボードの文字だけを使う記述形式で答を表示する.Wolfram言語のテキスト型インターフェースではこの形式が通常使われる.
キーボードから直接入力できる文字,記号だけを使う.InputForm(入力形)を作用させると,答を再入力可能な記述形式に変換できる.
FullForm(完全形)を使いカーネル内部で使われる関数形の記述形式で表示する.
In[7]:=
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Out[7]//FullForm=
FullForm[expr]式の記述をカーネルの内部表記に変換する
InputForm[expr]キーボードの文字と記号だけで構成される入力式の記述形式に変換する
OutputForm[expr]キーボードの文字と記号だけで構成される出力式の記述形式に変換する
StandardForm[expr]Wolframシステムノートブックの標準記述形式に変換する

出力式の表記変換

カーネルから式の出力があるとき,上記の出力表記のいずれかに基づいたテキスト形式で式が構成される.テキスト形式の式は,内容によっては,再度入力式として使うことも可能である.上記の表記の他にさらにいくつかの表記と変換機能が用意されている.それらは主にタイプセット的な表示,もしくは,外部プログラムへの出力用途で使う.

TraditionalForm(慣用形)を使い答を慣用的な数学表記で表示する.
In[8]:=
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Out[8]//TraditionalForm=
TeXFormを作用させTeX形式に変換する.
MathMLFormは出力をMathMLで与える.
CFormを使いC言語の記述形式に変換する.Powerはマクロのことで,その定義はファイルにある.
FortranFormを使えば,Fortran言語の記述形式にも変換することができる.
TraditionalForm[expr]慣用形へ変換
TeXForm[expr]形式へ変換
MathMLForm[expr]Web上で使われるMathML形式へ変換
CForm[expr]C言語形式へ変換
FortranForm[expr]Fortran形式へ変換

通常は再入力が不可な出力表記への変換

上記以外の特殊な出力表記が必要ならば,カスタマイズすることも可能である(詳しくは,「低レベル入出力の規則」を参照のこと).ただし,外部プログラムへ式を送る場合は,可能であれば,Wolfram Symbolic Transfer Protocol (WSTP)を使い直接転送した方がよい.

式を特定テキスト形式に変換してから外部プログラムに読み込ませる.
WSTPを介して式を直接転送する.

外部プログラムにおけるWolframシステムで作成した式の転送法