構造化されていない式の出力

「式のテキスト形入出力」についてのチュートリアルで説明した関数は表示用の書式をどう変更したらよいか指定するもので,実際の表示作業自体は行わない.

普通,式が処理され出力されると,特にユーザがコマンドを出さなくても自動的に出力式が表示されるようになっている.通常Wolfram言語は,与えられた入力を処理することで得られた最終的な結果を自動的に出力する.それでも,計算式によっては,各計算段階で暫定的な結果を逐次表示できると便利である.そのようなときは,関数Printを使う.

Print[expr1,expr2,] を間隔なしで列記する(列記終了時に改行する)

式のプリント

Printは間隔なしで引数を表示するが,最後には改行が入る.
整数と平方根が縦に2列表示される.

関数Printは,先に与えられた引数から順番に,間隔なしで引数をそのまま列記する.書式を付けて表示させたければ,Printの引数部に適当な書式変換用の関数を適用しておけばよい.

行列を表の形で表示する.
StringFormを使い書式付きで計算値を表示する.
Printはテキストとグラフィックスが混在していても使える.

Printで式や文を出力すると,通常,標準的な出力表記で表示される.特別に表記法を指定すればその限りではない.

出力式を入力形に変換してから表示する.

Wolfram言語にはPrintの他にも出力機能がいくつか用意されている.例えば,「メッセージ」に記載してあるようにMessageと呼ばれるタグ付きメッセージを出力する関数がある.さらに,「ストリームと低レベルの入出力」に記した低レベルの関数を使えば,ダイアログセッションにおけるユーザとのやり取りやファイル処理や外部プログラムとのやり取りでカスタム書式で式や文を表示することも可能である.

Printと全く同様に動作するが,最終評価が終わるまで出力だけしか表示しないコマンドに,PrintTemporaryがある.