WOLFRAM言語チュートリアル

名前付き文字

Wolframシステムは多数の特殊文字をシステム全体でサポートする.各文字には名前とショートカットエイリアスがある.これらは標準Wolframシステムフォントにより完全にサポートされている.

文字の解釈

ここでの解釈はStandardFormInputFormで使用されているものである.ほとんどの解釈はTraditionalFormでも有効である.

MakeExpressionで独自の規則を与えることにより,解釈を一時的に変更することが可能である.

文字および文字に準ずるフォームシンボル名で使用
中置形演算子例:
前置形演算子例:
後置形演算子例:
両側演算子例:
複合演算子例:
原始演算子通常のキーボードからタイプできる演算記号文字
スペース文字通常のスペースと同様に解釈される
構造要素構造の指定に使用される文字(通常は解釈では無視される)
解釈不可能要素欠落している情報があることを示す文字

文字のタイプ

演算子の優先順位は「演算子の入力形」に示されている.

一覧中でグループ分割が指定されていない中置演算子は,例えば CirclePlus[x,y,z]となるよう解釈される.

命名の約束

Wolfram言語の組込み関数に相当する文字は,通常はそれらの関数に対応する名前が付けられている.その他の文字は,できるだけ一般的な名前を付けている.

異なった文字同士はほとんどすべての場合,わずかに異なって見える.

\[Capital]大文字形式
\[Left] および \[Right]両側演算子(矢印も含む)
\[Raw]印刷可能なASCII文字
\[Indicator]キーボード文字の視覚表現

特殊文字クラスの例

スタイル
変形Gray
大文字・小文字
変更子Not
方向Left
Plus
添付符号

文字名要素の通常の順序

エイリアス

Wolfram言語はシステム自体でのエイリアス(alias),およびTeX,SGML,HTMLで使われる文字に基づいたエイリアスをサポートしている.名前に矛盾がない限り,plain TeX,LaTeXおよびAMSTeXに対応する文字名はすべてサポートされている.TeX,SGML,HTMLで使用されるエイリアスは,以下の文字一覧には明示的に示されていないことに注意してほしい.

EscxxxEsc通常のWolfram言語のエイリアス
EscxxxEscTeXのエイリアス
Esc&xxxEscSGMLまたはHTMLのエイリアス

エイリアスの種類

以下の一般変換規則はすべてのエイリアスに適用される.

  • 標準キーボードで演算子の代替となる文字は,その演算をエイリアスとして使用する(例:にはEsc->EscにはEsc&&Esc).
  • 単一文字からなるエイリアスはほとんどの場合ギリシャ文字である.
  • 大文字のエイリアスはやはり大文字で始まる.
  • エイリアスの命名法で曖昧さがある場合は,一般性のより少ない方の文字に対応するエイリアスの先頭にスペースが挿入される(例:[Rule]にはEsc->Esc[RightArrow]にはEsc->Esc).
  • Not文字の代りに先頭に挿入される.
  • TeXのエイリアスはバックスラッシュで始まる.
  • SGMLのエイリアスはアンドサインで始まる.
  • ユーザ定義のエイリアスは伝統的にドットまたはコンマで始まる.

フォントの一致

Wolframシステムで提供される特殊フォントは,本一覧の文字をすべて含んでいる.これらの文字のいくつかは通常のテキストフォントでも使用される.

テキストを特定のフォントで印刷する場合,Wolframシステムノートブックのフロントエンドは,そのフォント内で利用可能なすべての文字を使用する.Wolframシステム特殊フォントはそれ以外の文字だけに使用される.

Times系,Helvetica系(サンセリフ)およびCourier系(等幅スペース)フォントからフォントを選択することにより,通常使用されるテキストフォントとの最適なマッチが得られる.