WOLFRAM言語チュートリアル

特殊文字

文字列を構成する成分としては,標準キーボードが用意している文字や記号の他に,Wolfram言語が独自に提供する特殊文字も使うことができる.

特殊文字を使い文字列を構成する.
In[1]:=
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Out[1]=
普通の文字列を扱うように特殊文字も扱える.
In[2]:=
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Out[2]=
文字成分に分解する.
In[3]:=
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Out[3]=

ノートブックを使っている場合は, 等のギリシャ文字も直接表示できる.しかし,テキスト型インターフェースを使っている場合は,通常表示できるのはキーボードにある文字や記号だけである場合が多い.厳密にどの特殊文字が表示できるかは$CharacterEncodingの値で分かる.

直接表示できない場合は,形の似た標準文字をいくつか選び組み合せることで特殊文字に似せる.その方法もうまくいかない場合は,特殊文字の英語読みスペルで記述する.

Wolframシステムのノートブックでは,StandardFormを使って特殊文字を直接表示することができる.
In[4]:=
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Out[4]=
OutputForm(出力形)の表示では,正確に表示できない特殊文字は可能な限り普通の文字や記号を組み合せて作ったもので代替表示が行われる.
In[5]:=
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Out[5]=

InputFormFullFormが使われている場合,特殊文字に近似のものが使われることはない.Wolfram言語はInputFormの表現できない特殊文字に完全名を使う.一方FullFormはノートブックインターフェースでもロングネームを常に使う.

InputFormでは,符号化の一部でないすべての特殊文字(この場合,é以外の特殊文字)はロングネームを使って書かれる.
In[6]:=
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Out[6]=
FullFormでは,すべての特殊文字がロングネームを使って書かれる.
In[7]:=
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Out[7]//FullForm=

デフォルトでは,Wolframシステムはノートブックやパッケージを保存するとき文字コードを使う.つまり,特殊文字がファイルや外部プログラムから書き出されていても,純粋に通常の文字列として表現されるということである.この一貫した表現は,Wolfram言語の特殊文字をそれぞれのコンピュータシステムの詳細に依存しないで使えるようにするという点で不可欠である.

パッケージやノートブックを作成する場合,特殊文字は常に完全名を使って書き出される.
In[8]:=
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Out[8]=
を使って特殊文字を含まない文字列を生成する.
In[9]:=
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Out[9]=
InputFormでは,を使っているときすべての特殊文字が完全に書き出される.
In[10]:=
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Out[10]=
a標準文字セットの文字
\[Name]特殊文字の英語読みの名前で特殊文字を指定する
文字列の中にダブルクォートを含める
文字列の中にバックスラッシュを含める

文字列の構成要素

ダブルクォート()やバックスラッシュ()を入力文字列の一部として使うにはをその前に付けておく.
In[11]:=
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Out[11]=
にすると表示ではになってしまい,この例の最初のAlphaはギリシャ文字の とは認識されない.
In[12]:=
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Out[12]=
文字列を文字成分に分解する.
In[13]:=
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Out[13]=
の完全名に含まれる文字を列記させる.
In[14]:=
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Out[14]=
の完全名から実際の文字列を作る.
In[15]:=
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Out[15]=