最新のWolframシステムには,このチュートリアルに関連する新機能が追加されている.最新情報はテキストスタイルを参照のこと.

テキストとフォントのオプション

オプション
代表的なデフォルト値
PageWidthWindowWidthページの幅
TextAlignmentLeftテキストの揃え位置
TextJustification0テキストを行にフィットさせるためにどれだけの伸張を許すか
HyphenationFalseハイフンを付けるかどうか
ParagraphIndent0段落のインデントをポイントで表す

書式に関する一般的なオプション

強制改行を含まない長い文は,Wolframシステムが自動的に折り返す.オプションPageWidthは,このときのそれぞれの行の長さを指定する.

WindowWidth画面上のウィンドウの幅
PaperWidthプリントしたときのページの幅
Infinity無限大(改行なし)
n幅をプリンタのポイント単位で表す

ページ幅PageWidthに関するオプション

オプションTextAlignmentはテキストの改行の揃え方を指定する.Wolframシステムは普通スペースや句読点で改行するので,それぞれの行の長さは一定でない.その結果,段落の端は揃わないことになる.Wolframシステムでは,スペースを調整してそれぞれの行の長さを等しくすることができる.オプションTextJustificationを設定して,行がどのくらい延び縮みしてもよいかの割合を指定できる.TextJustification->1とすると「完全揃え」となる.つまり,行の長さはすべて厳密に等しい.

Left左揃え
Right右揃え
Center中央揃え
xページ幅の位置 x に揃える.xからまでの数

テキストの揃え位置TextAlignmentのオプション

TextAlignment->LeftおよびTextJustification->0と指定したテキスト.

3.gif

TextAlignment->Centerでテキストは中央揃えとなる.

4.gif

TextJustification->1では,語間スペースが調整されて行の長さが一定になる.

5.gif

TextJustification->0.5では,不揃いは減るものの行の長さは厳密に一定にはならない.

6.gif

Hyphenation->Trueとすると,テキストにハイフンが付く.

7.gif

Wolframシステムに複数行に渡る文を書くとき,リターンキーを押すとそれは段落の終りとみなされる.段落の初めのインデント(字下げ)の大きさは,オプションParagraphIndentによって設定される.その量を負の数にすると,初めの行は2行目以降よりも左に飛び出る.

LineSpacing->{c,0}各行の高さが行の内容の高さの c 倍になる
LineSpacing->{0,n}各行の高さがプリンタの n ポイントに等しくなる
LineSpacing->{c,n}各行の高さが内容の高さの c 倍と,プリンタの n ポイントの和に等しくなる
ParagraphSpacing->{c,0}段落間のスペースをフォントの高さの c 倍余分に取る
ParagraphSpacing->{0,n}段落間のスペースをプリンタの n ポイント余分に取る
ParagraphSpacing->{c,n}段落間のスペースをフォントの高さの c 倍とプリンタの n ポイントの和だけ余分に取る

行間指定のオプション

デフォルトの設定LineSpacing->{1,1}のテキスト.行間のスペースが1ポイント余分に取られている.

8.gif

LineSpacing->{1,5}では,テキストは上下に緩くなる.

9.gif

LineSpacing->{2,0}では,テキストは1行おきとなる.

10.gif

LineSpacing->{1,-2}では,行間が詰まる.

11.gif

オプション
代表的なデフォルト値
FontFamily"Courier"フォントのファミリ
FontSubstitutions{}フォント代用に使うフォントファミリ
FontSize12フォントサイズのポイント数
FontWeight"Bold"フォントの太さ
FontSlant"Plain"フォントの傾斜
FontTracking"Plain"フォント間の幅の伸縮
FontColorGrayLevel[0]文字の色
BackgroundGrayLevel[1]文字の背景色

フォントのオプション

"Courier"text のようなフォント
"Times"text のようなフォント
"Helvetica"text のようなフォント

フォントファミリの代表例

FontWeight->"Plain"text のようなフォント
FontWeight->"Bold"text のようなフォント
FontWeight->"ExtraBold"text のようなフォント
FontSlant->"Oblique"text のようなフォント

フォントスタイルの代表例

Wolframシステムでは,かなり詳細にフォントを使い分けることができる.しかし,場合によってはフォントに要求するファミリとスタイルの組合せが使っているコンピュータに存在しないことがある.その場合Wolframシステムは,これに最も近いと思われるものを選ぶ.加えて,等の補足的なオプションがあり,Wolframシステムが適切なフォントを探し出せるようにすることができる.さらに,FontSubstitutionsにルールのリストを与え,フォントを代用するときに使うフォントファミリを指定することができる.

普通のテキストには極めて多種のフォントを選ぶことができる.しかし,技術的な特殊文字やギリシャ文字については選択の範囲は狭い.Wolframシステムは,それが使うすべての特殊文字のフォントを持っている.それには3つの種類があり,それぞれ普通形(Timesに対応する),等幅(Courierに対応する),サンセリフ(Helveticaに対応する)である.

一定のテキストフォントに対して,Wolframシステムはそれに最もマッチする特殊文字を選ぶ.ユーザは,オプションFontPropertiesを指定するルールを与えることによってこれを補佐することができる.さらに,にルールを与えることによって,明示的にフォントのコードを指定することができる.