これは,Wolfram言語の以前のバージョンに基
づくMathematica 5のためのドキュメントです.
最新のドキュメント(バージョン11.2)もご覧ください.

Documentation / Mathematica / アドオンとリンク / 標準パッケージ / 付録:Mathematicaパッケージの設定方法 /

パッケージの自動ロード

Mathematica セッションで使用するメモリ量を減らしたい場合やパッケージ作成の初期の段階では,パッケージを明示的にロードするのが便利である.しかし,よく使うパッケージが決まっており,そのパッケージを自動ロードすることを望むユーザも多いことだろう.

初期化パッケージ

ディレクトリ内のすべてのパッケージを初期化する

同じ標準パッケージのディレクトリ内の異なるパッケージの多くの関数を頻繁に利用する場合,そのディレクトリから初期化パッケージをロードすると便利である.ロードしたらそのディレクトリに含まれるパッケージの関数がどれでも使えるようになる.各パッケージを個別にロードする必要はない.

例えば,<<Graphics`は初期化パッケージのGraphics`Kernel`init`をロードし,Graphicsパッケージで提供されているすべての関数を現行セッションで使用可能にする.これらの関数のどれかを使うと,適切なパッケージがまだロードされていなければそれがロードされる.初期化パッケージは,DeclarePackageコマンドのシーケンスだけで構成される.

Graphics`Kernel`init`パッケージをロードする.これでGraphicsパッケージに含まれる関数すべてが使用可能になる.

In[1]:= <<Graphics`

BarChartを定義するGraphics`Graphics`パッケージがまだロードされていないので,BarChartを使うと,このパッケージがロードされる.

In[2]:= BarChart[{1.2, 3.4, 2.2, 1.8}]

Out[2]=

自動ロードディレクトリ

Mathematica のCD-ROMでは,通常ここで記載されている標準アドオンパッケージは,Mathematica ディレクトリのAddOns/StandardPackages/サブディレクトリに置かれている.Electrical Engineering のようなMathematica のアプリケーションパッケージは通常AddOns/Applications/サブディレクトリにインストールする.AddOns/Autoload/サブディレクトリでもパッケージを自動ロードすることができる.

Mathematica パッケージのディレクトリ

カーネルが起動するたびに,Mathematica がパッケージのディレクトリの初期化ファイルを自動的にロードするようにしたい場合は,AddOns/Autoload/ディレクトリの適切な場所に初期化ファイルをコピーしなければならない.例えば,必要に応じてすべてのグラフィックスパッケージがロードされるようにするためには,AddOns/StandardPackages/Graphics/Kernel/init.mAddOns/Autoload/Graphics/Kernel/init.mにコピーする.Electrical Engineering アプリケーションが必要に応じてロードされるようにするには,AddOns/Applications/EE/Kernel/init.mAddOns/Autoload/EE/Kernel/init.mにコピーする.Autoloadディレクトリを有効に使用することにより,ニーズに合ったMathematica に編集することができる.