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ファイルのレイアウト

Mathematica のカーネルやフロントエンドに関する一般的な技術情報はMathematica ブックをご覧ください.


初期化ファイルとリソース

初期化ファイルは,初期設定ディレクトリとMathematica のメインディレクトリにあるConfigurationディレクトリの2つのディレクトリに保管されています.それぞれのディレクトリにはFrontEnd,Kernel,Licensing等の名前の付いたいくつかのサブディレクトリがあります.

Mathematica は最初に初期設定ディレクトリにあるファイルを使い,次に一般的なConfigurationディレクトリにあるファイルを使います.これによってサイト全体の設定情報をConfigurationディレクトリに保管しているのです(以下を参照).

環境変数のMATHEMATICA_PREFERENCESで初期設定を保管する場所を定義することができます.どの場合でもMathematica は初期設定の場所を$UserBaseDirectoryとします.以下では,この変数は使用中のシステムに適したディレクトリで代替してください.

フロントエンド

FrontEnd/init.mファイルはフロントエンド用の初期設定を保存します.オプションインスペクタにはこのファイルを検索するConfigurationPathPreferencesPathの2つのパスがリストされています.init.mファイルはどちらのパスに入っていても全部読まれます.ある設定が複数のファイルに入っている場合は,最後に読まれたinit.mファイルの設定が使われます.

また,$BaseDirectory/Autoloadディレクトリあるいは$UserBaseDirectory/Autoloadディレクトリの中のディレクトリにFrontEnd/init.mというファイルが含まれている場合,このファイルは自動的にロードされます.

ディレクトリ$UserBaseDirectory/FrontEnd/Caches(Unixでは$UserBaseDirectory/FrontEnd/5.0_Caches)に含まれるキャッシュは,フロントエンドが使用するすべてのシステムリソースとテキストリソースの場所と名称を保存しています.キャッシュがない場合,フロントエンドは起動時に自動的にキャッシュを作成します.

Windows 2000とXPでは,キャッシュはC:\Documents and Settings\username\Local Settings\Application Data\Mathematica\FrontEnd\5.0 Cachesに保存されています.

カーネル

Kernel/init.mはカーネルの初期設定を保存しています.起動時にConfiguration/Kernel/init.mと$Pathにある最初のinit.mファイルの2つのファイルが読まれます.

$BaseDirectory/Autoloadディレクトリあるいは$UserBaseDirectory/AutoloadディレクトリのサブディレクトリにKernel/init.mと呼ばれるファイルがある場合,このファイルはカーネルの起動時に自動的にロードされます.

環境設定 (Configuration)

Mathematica のメインディレクトリにあるConfigurationサブディレクトリを使って,フロントエンドとカーネル両方の汎システム的なデフォルト設定ができます.コンピュータラボや教室用Mathematica にはこの設定が理想的です.

フロントエンド用に環境設定ファイルを設定する

1. まず1台のシステムでMathematica で必要なフロントエンドへの変更を設定してください.フロントエンドの変更例には「ファイル」?「パレット」のパレットのリスト,新規ノートブックへの変更が挙げられます.

2. Mathematica を終了してください.

3. $UserBaseDirectory/FrontEndディレクトリのinit.mファイルをConfiguration/FrontEndにコピーしてください.

これで,$UserBaseDirectory/FrontEndに保存されているローカルなinit.mファイルによって上書きされない限り,これらの初期設定がフロントエンドで使われるようになります.

カーネル用に環境設定ファイルを設定する

Configuration/Kernel/init.mファイルに変更を加え,起動時に評価させたいMathematica のコマンドを追加します.このファイルはMathematica で編集してもかまいませんが,保存するときは「ファイル」メニューの「特別な形式で保存」から「パッケージ形式」を選んでください.Mathematica でinit.mを編集する際は,評価させたい各コマンドは初期化セルの中になければなりません.

フォント

Mathematica をインストールすると「Mathematica1」,「Mathematica1Bold」,「Mathematica2」,「Mathematica2Bold」等という数種類のフォントがインストールされます.特定の文字を使うためにそれがどのフォントグループに入っているかを知っている必要はありません.Mathematica が自動的に処理します.

Mac OS Xでは,一度フロントエンドを実行するとシステム上のすべてのプログラムでこれらのフォントが使えるようになります.

プリンタによっては,フォントをダウンロードすることにより印刷速度を上げることができます.フォントのダウンロードにはプリンタの「プロパティ」ダイアログボックスをお使いください.

ドキュメント

ヘルプブラウザが使うノートブックはMathematica のDocumentationディレクトリの中のEnglishやJapaneseという言語別のサブディレクトリにあります.ノートブックはブラウザのボタンが示すカテゴリに分類されています.

その他のドキュメントファイルは以下のようなディレクトリに保存できます.

$BaseDirectory/Applications

$BaseDirectory/Autoload

$UserBaseDirectory/Applications

$UserBaseDirectory/Autoload

このようなドキュメントはDocumentation/language ディレクトリに保存する必要があります.フロントエンドが起動すると,カテゴリとノートブックを定義するBrowserCategories.mと呼ばれるファイルを求めて各サブディレクトリが検索されます.

アプリケーションパッケージの位置

標準パッケージ

標準アプリケーションパッケージは$InstallationDirectory/AddOns/StandardPackagesにインストールされています.標準パッケージはトピックによって分類されており,StandardPackagesディレクトリの中のAlgebra,Calculus,NumericalMathといった名前のディレクトリに入っています.

アプリケーションパッケージ

アプリケーションライブラリ (Applications Library) の製品は,$BaseDirectory/Applicationsあるいは$UserBaseDirectory/Applicationsにインストールしてください.

$BaseDirectoryにインストールされたアプリケーションは 全ユーザが使えます.$UserBaseDirectoryにインストールされたアプリケーションは特定のユーザしか使えません.詳細はヘルプブラウザの「アドオンとリンク」?「アドオンの設定」をご覧ください.

Autoloadサブディレクトリ

$BaseDirectory/Autoloadディレクトリと$UserBaseDirectory/Autoloadディレクトリにインストールされたアプリケーションパッケージは,Mathematica が起動するたびに自動的にロードされます.標準アプリケーションパッケージを自動的にロードしたければ,そのディレクトリ全体(例:AddOns/StandardPackages/Algebra)を$BaseDirectory/Autoloadまたは$UserBaseDirectory/Autoloadディレクトリにコピーしてください.

Autoloadに置かれたディレクトリにあるinit.mファイルはフロントエンドによって自動的にロードされます.

アプリケーションパッケージのインストール方法の詳細は,ヘルプブラウザの「アドオンとリンク」?「アドオンの設定」をご参照ください.

MathLink

Windowsでは,MathLink を使用中に使える転送メカニズムはTCP,TCP/IP,SharedMemory,Filemapです.Filemapのメカニズムは同一のマシンで実行されているプログラム間をつなぐために用いられます.

Macintoshでは,MathLink を使用中に使える転送メカニズムはTCP,TCP/IP,パイプです.



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