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1.10.8 その他の数学記号

Mathematicaは,今日使われる数多くの数学記号をサポートしている.ただし,提供される記号の中には,デフォルトの意味を与えられていないものもある.例えば,式x yと記述すると,表示はされるが,Mathematicaの評価上,記号は何も意味を持たない.

が演算記号であるとの認識はされるが,実際にどんな意味を持つかは未定義である.

In[1]:= {17 CirclePlus 5, 8 CirclePlus 3}

Out[1]=

改めて定義を与える.

In[2]:= x_ CirclePlus y_ := Mod[x + y, 2]

今度は,が評価される.

In[3]:= {17 CirclePlus 5, 8 CirclePlus 3}

Out[3]=

Mathematicaでサポートされている演算的な意味を備えた数学記号

記号は,計算上の意味を持つが,はそうでない.

In[4]:= {3 GreaterEqual 4, 3 GreaterSlantEqual 4, 3 GreaterTilde 4, 3 GreaterGreater 4}

Out[4]=

記号によっては,キーボードにある文字と同じようにみえるが,Mathematicaの評価では違った扱いを受けるものがある.例えば, \[Backslash] AliasIndicator\AliasIndicatorは, \と表示されるが,キーボードで直接得られる \とは全く別の解釈を受ける.

記号は,それぞれ,キーボードの \^とは別物である.

In[5]:= {a AliasIndicator\AliasIndicator b, a AliasIndicator^AliasIndicator b}

Out[5]=

演算子の多くは,のように,2つの被演算子の中間に置かれて機能する.しかし,演算子によっては他の位置に置かれる場合もある.例えば,山パーレン AliasIndicator<AliasIndicator AliasIndicator>AliasIndicatorまたは角カッコ \[LeftAngleBracket] \[RightAngleBracket]は,作用するものの外側に置かれる.

アングルブラケット(山パーレン)は被演算数の外側に置く.

In[6]:= \[LeftAngleBracket] 1 + x \[RightAngleBracket]

Out[6]=

補助的な文字と装飾文字

普通の文字と装飾文字や記号を混ぜて変数名を定義することもできる.

In[7]:= {GothicCapitalREmptySet, \[Angle]ABC}

Out[7]=

空集合の記号は単なるシンボルとして扱われ,未知数abと同様に掛け合わされてしまう.

In[8]:= a EmptySet b

Out[8]=



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