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1.5.5 方程式

1.2.2において,x yに等しくすることを表すx = yのような割当てについて述べた.本節では,等号関係を判定するいわゆる方程式について説明していく. x yに等しいかどうかを判定する方程式は, x == yと記述する.

これは, 2 + 2 4に等しいかを判定する.結果はシンボル Trueである.

In[1]:= 2 + 2 == 4

Out[1]=

ここで x = y x == yの記述を混乱しないように注意してほしい. x = yは,命令的な表現であり,実際に割当てを実行するためにある.これに対して, x == yは,単に x yが等しいかどうかを判定するだけのためにあり,それで何かが実行されるというようなことはない.C言語を使ったことのあるユーザなら, Mathematicaで使われる割当て(assignment)と判定(testing)の操作がC言語のものと同じであることに気が付いたであろう.

割当てと判定

xに値 4を割り当てる.

In[2]:= x = 4

Out[2]=

xを参照すると,割り当てられている値,すなわち, 4が返される.

In[3]:= x

Out[3]=

x 4に等しいかを判定する.この場合は等しい.

In[4]:= x == 4

Out[4]=

x 4に等しいが, 6には等しくない.

In[5]:= x == 6

Out[5]=

こうすると, xに割り当てられてある値が消去される.

In[6]:= x =.

これまでの例では,両辺が共に数のときの等号関係の判定を見てきた.必ず Trueまたは Falseの答が得られた.記号で表された数式を判定することもできる.

xに特定の数値が与えられない限り, Mathematicaは,この判定に対して確定した結果を出すことができない.

In[7]:= x == 5

Out[7]=

xを特定の数値 4におくと,判定結果は Falseになる.

In[8]:= % /. x -> 4

Out[8]=

記号で表された数式に対する判定でも,ケースによっては,確定した結果を得ることができる.ここで重要なケースとして,2つの同値の式に対して等号関係を判定することがある.これらの両方の式の変数がどんな数値であろうが, Mathematicaは,式が常に等しいものと正確に解釈する.

左右の式は全く同じである.したがって, xがどんな値を取ろうが結果は True になる.

In[9]:= 2 x + x^2 == 2 x + x^2

Out[9]=

Mathematicaは,これらの式が等しいかどうかは判断しない.この場合は, Expandを使えば,同じ形にすることができる.

In[10]:= 2 x + x^2 == x (2 + x)

Out[10]=

Mathematicaでは, x == 4のような式は方程式を表す. Mathematicaには方程式の変形や解法のために各種の関数が用意されている.

これは, Mathematicaにおける方程式を表している.方程式の解法のやり方は 1.5.7で説明する.

In[11]:= x^2 + 2 x - 7 == 0

Out[11]=

方程式に名前を付けることも可能である.

In[12]:= eqn = %

Out[12]=

eqnを参照すると,もとの方程式を得ることができる.

In[13]:= eqn

Out[13]=



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