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1.3.6 ノートブックのアクティブな要素
ノートブックの最も強力な特徴のひとつにノートブックの動作をプログラムすることができる,ということがある.例えば,文書のはじめにスタートボタンを設けておき,それをユーザがクリックすると各種の処理が自動的に実行されるようにすることも可能である.
ボタンを設けてあるノートブックの例.

この例ではボタンをクリックすると日付が自動的に更新される.

ボタンやこれに似たようなオブジェクトをどう設定するかは後述する.ここでは,次の事柄を述べるだけにとどめる.すなわち,セルブラケットにローマ字Aが表示されたセルは,アクティブな状態にあり,中にあるアクティブな要素をクリックするとその要素にプログラムされたアクションを開始することになる.
パレットと呼ばれるボタンの配列を設けることがよくある.パレットにはノートブックのセルとして配置されるものがある.しかし多くの場合,ノートブック全体がパレットの形を取り,スクリーンの隅に移動したり,適当に窓枠を調整したりして,パレットを編集中の文書の横に並べておきすぐに使えるようにしておくことができる.
ボタンの配列からなる,パレットの多く は個別のノートブックとして提供される.

最も単純なパレットの場合,そこに配されたボタンがキーボードのキーと同じように機能する.ボタンをクリックすると,あたかもキーボードでタイプしたかのように,ボタンに書かれている文字やオブジェクトが編集中の文書に挿入される.
ギリシャ文字が配列されたパレットの 例.パレットのボタンはキーボードの キーと同じように動作する.

しかし,ボタンは で表されたプレースホルダを含むことがよくある.このボタンをクリックするとノートブックで選択中のものがプレースホルダの位置に挿入される.
プレースホルダを含むボタンの例.

文書中の式を1つ選択する.

パレットの最初のボタンをクリックすると選択してある式に平方根が適用され る.

上述のように,プレースホルダを含んだボタンを使い任意の式を文書に挿入させることも可能だが,もっとよく使われるボタンの形態として,式に関数を適用し,その結果を入力としてカーネルに送る,という使い方がある.
代数式の変形操作を行うためのボタンの例.

文書中の式を1つ選択する.

パレットにある最初のボタンを押すと選択中の式が自動的に簡約される.

1つのボタンにプレースホルダは複数あってもよい.その場合,選択した文字列は で示される主要なプレースホルダの位置に挿入される.また,副次的なプレースホルダは で示され,後続のプレースホルダに移動するにはTabキーを使う.
複数のプレースホルダを配したボタンからなるパレットの例.

文書中の式を1つ選択する.

パレットの最初のボタンを押すと, 位置に式が挿入される.

Tabキーを押して次のプレースホルダに移動する.必要な情報は手入力する.

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