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3.4.1 方程式と解の表現

Mathematicaは方程式を論理構文として扱う. x^2 + 3x == 2と方程式を入力すると, Mathematicaはこれを x^2 + 3x 2に等しいとする構文として解釈する. xに特定の値を割り当てると(例えば, x = 4というように), Mathematicaが判断できるようになり,論理構文 x^2 + 3x == 2Falseであることが判明する.

一方, xに特定の値を与えなければ,判断不能なままなので, x^2 + 3x == 2 TrueなのかFalseなのか判明しない.そして,方程式はそのままの記号代数式の形 x^2 + 3x == 2で残される.

Mathematicaでは,記号代数式の方程式に各種の操作を施せる.方程式をまとめ直すには,特定の変数の組について解けた形にするのが普通であろう.

シンボル的な方程式を例に見てみる.

In[1]:= x^2 + 3x == 2

Out[1]=

Reduceを使って, xの「解」が得られるように整理し直す.得られる式も,もとの方程式と同じように論理構文として見ることができる.

In[2]:= Reduce[%, x]

Out[2]=

2次方程式 x^2 + 3x == 2は, xの値について暗示的な構文と考えられる.上の例で示したように,関数Reduceを使えば,より明示的に xの値を表した式に書き換えられる.Reduceが生成する式は x == || x == の形を取る.この式もまた論理構文であり, x に等しいとの意味を持つ.この論理構文を満たす xの値は,もとの2次方程式を満たす xの値と全く同じである.ただし,多くの場合,Reduceで得られる式の方がもとの方程式よりはるかに有用である.

方程式は他の論理構文と同じように組み合せたり,操作したりすることが可能である. || &&等の論理結合記号を使い,代替や連立の条件を設定できる.また, LogicalExpandFullSimplifyのような関数を使い,方程式の組を簡約することも可能である.

方程式は,通常,論理構文として変形操作すると便利である.しかし,場合によっては,求められた方程式の解を他の計算に利用したい.そのような場合は,方程式を lhs == rhsのもとの形から lhs -> rhsの変換規則の形に置き換えておくとよい.解を変換規則の形にしておけば,置換記号 /.を使い簡単に解を式に代入できるようになる.

Reduceを適用すると,2次方程式の根に相当する xの値に関した論理構文が生成される.

In[3]:= Reduce[ x^2 + 3x == 2, x ]

Out[3]=

ToRulesを作用させ,論理構文から変換規則のリストを作成する.

In[4]:= {ToRules[ % ]}

Out[4]=

変換規則を使い,解を xを含む式に代入することができる.

In[5]:= x^2 + a x /. %

Out[5]=

Solveを使うと,解が変換規則の形で生成される.

In[6]:= Solve[ x^2 + 3x == 2, x ]

Out[6]=



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