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3.6.2 発展:ベキ級数の表し方
Mathematicaにおけるベキ級数は, SeriesDataオブジェクトとして表される.
求まるベキ級数は項の和として出力される.最後の項 O[x]はベキ乗としてある.
In[1]:= Series[Cos[x], {x, 0, 4}]
Out[1]= 
入力表記にしてみると,展開式が内部的には SeriesDataオブジェクトとして扱われているのが分かる.
In[2]:= InputForm[%]
Out[2]//InputForm= SeriesData[x, 0, {1, 0, -1/2, 0, 1/24}, 0, 5, 1]
Mathematicaにおいてベキ級数は通常の式の形ではなく, SeriesDataオブジェクトとして表される.そうすることで,次数や展開点がどうなっているか記録が簡単になり,ベキ級数に演算をする際に速やかに対処できる.ただし,普通に使っている限りユーザが SeriesDataオブジェクトの内部構造を知る必要はないだろう.
標準表記を出力形式に使っているとき,式がベキ級数かどうかを判別するには, O[x]項があるかどうかを確認することでできる.この項は数学の表記で一般的に使われる に相当するもので,無視された高次の 項を表すのに使われる.記述上の一貫性を保つため, Mathematicaでは無視された 次の項が O[x]^nで表されることになっている. は数学で使う の記述に対応している.より一般的な ではないことに注意する.
入力した和の式に O[x]の項があると即座にベキ級数の形に変換される.
O[x]が式にあるので,この和の式はベキ級数に変換される.
In[3]:= a x + Exp[x] + O[x]^3
Out[3]= 
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