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A.1.1 式
式はMathematicaで中心的な役割をするデータ型である.
式はh[ , , ... ]の形式で記述できる.ここで,hは式の頭部(head)と呼ばれ, は式の要素と呼ばれる.頭部や要素はそれ自体が式からなることもある.
式の成分は数字の添字で参照される.頭部は添字0に対応し,成分 は添字iである.Part[expr, i]やexpr[[i]]は,式exprのi番目の成分を返す.負の数字の添字は末尾から数えた成分を表す.
Part[expr, , , ... ], expr[[ , , ... ]],または,Extract[expr,  , , ... ]は,添字 の部分式の,そのまた の部分式のように,順に部分式を取り出した結果を返す.式を木にたとえると,添字は各枝分かれでどの枝を行くかを決めている.
n個の添字で指定される式全体のことをレベルnの式と定義する.レベルを使うと,Map等の関数の適用領域が指定できる.レベル0は式全体に対応する.
式の深さは,式のどんな成分でも指定可能とするために必要な添字の個数に1を足した値で与えられる.負のレベル-nは,式の部分のうち深さnをもつものすべてを表す.
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