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A.1.2 シンボル

シンボルとは,Mathematicaにおける基本的な名前付きオブジェクトのことである.

シンボルの名前は,文字,文字的な記号,数字の連なりからなっていなければならない.またシンボルの始めの文字は数字であってはならない.Mathematicaでは,大文字と小文字は常に区別される.

シンボル名に関する慣例

基本的に,すべての組込み型シンボルは通常のアルファベットと数字と$のみからなる.例外はである.

組込み型のシンボルは,慣例として1つまたはそれ以上の完全な英単語を組み合せた名前が与えられている.単語の始まりには大文字が使われ,また,スペースを入れないで単語を結合した形で名前が構成される.

シンボルが作成されると,Removeで明示的に除去するまでシンボルは存在し続ける.ただし,Module等のスコープを限定する構造の中で生成されるシンボルには属性Temporaryが与えられるので,そのシンボルがすべての式中で使用されなくなった時点で自動的に消去される.

シンボルが新規に生成されるときは,まず,$NewSymbolの内容が,与えられたシンボルの名前とシンボルが生成されるコンテキストの名前を構成する文字列に適用される.

メッセージGeneral::newsymがオンのときは,新規にシンボルが生成されるとMathematicaは新規にシンボルが生成されたことを報告してくれる.デフォルトではこの機能はオフになっている.また,スコープの構文の内部で自動的に生成されたシンボルについては報告しない.

メッセージGeneral::spellがオンのときは,新しいシンボルの名前が既存のシンボルに類似しているときに,警告を発する.



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