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A.1.4 原子オブジェクト

Mathematicaの式は,つきつめると少数の基礎的な「原子オブジェクト」から構成される.

原子オブジェクトはオブジェクトの型を特定するために頭部をもつ.原子オブジェクトは,オブジェクトの型ごとに特化された関数でのみアクセス可能な「生データ」を保持している.これら特別なオブジェクトの頭部はHeadにより抽出できるが,オブジェクトの他の部分は直接には取り出すことはできない.

原子オブジェクト

Mathematicaでは原子オブジェクトは深さ0であり,AtomQによりTrueと判定される.

特殊な計算問題における最適化として,原子オブジェクトのデータを明示的にRaw[head, "hexstring"]の形式で与えることができる.データはバイト列に対応する16進数の文字列で指定される.特に出力形の指定がなければ,InputForm(入力形)はRawを使って,この特殊なオブジェクトを表示する.Rawの動作はMathematicaのバージョンによって異なるので,特殊な場合を除き使わないことを強く勧める.



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