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A.2.10 入力式の範囲
Mathematicaでは1つの行に入力したものは,すべて同一の式に属するものとして扱われる.
Mathematicaでは1つの式が,複数の行にわたってもよい.一般に,独立した式が形成されるまでは,連続した行は1つの式に属するものとみなされる.
例えば,行が=で終るとMathematicaは式が次の行まで続くものとみなす.行末においてカッコや挿入句的な演算子が閉じていない場合等も同様である.
ある行末までの入力が完全な式を形成している場合,通常Mathematicaは直ちに式の処理を行う.
一方,行末に \や (\[Continuation])をおくことで式の入力が修了していないことを明示することもできる.このとき,Mathematicaは続く行の先頭のスペースやタブを除去したのち,式に取り込む.
ノートブック用フロントエンドにおいてStandardFormを使っている場合,ある行が,前の行と結合しないと完成しないときは,前の行は完結していなかったものとみなす.例えば,行が や/のような中置形演算子で始まる場合,この行を前の行と結合して式が完結するよう試みる.行が , , やその他中置形演算子・前置形演算子の両方に使用できるような演算子で始まるときも,Mathematicaはその行を前の行と結合するが,このときには,行が結合されたことを表す警告メッセージを表示する.
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