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2.12.5 パッケージのファイル

Mathematicaパッケージを作ったり使ったりするとき,ファイルをシステムに依存しない方法で参照することが望ましい.コンテキストを利用するとそうすることができる.

基本的な考え方は,コンピュータシステムのそれぞれにMathematicaコンテキストの名前に対応するファイル名の約束がある.したがって,コンテキストを使ってファイルを参照すると,使っている Mathematicaのバージョンがコンテキスト名をコンピュータシステムに合わせたファイル名に変換する.

ファイルをコンテキストで指定

Mathematicaに付属している標準パッ ケージの読込み.

In[1]:= <<Graphics`Colors`

<<name`で検索される代表的なパス

Mathematicaでは <<name`でファイルの適切なバージョンを読み込む.まず,使っているコンピュータシステムで Mathematicaの最適化されている name.mxという名前をもつファイルを使うことを試み,それが見付からないときは,通常のシステムに依存しない Mathematica入力が書かれた name.mの形のファイルを読み込む.

nameがディレクトリのとき,Mathematicaはそのディレクトリにある初期化ファイル init.mを読む.このファイルの目的は,たくさんの別々のファイルからなる Mathematicaパッケージの設定を行う便利な方法を提供することである.コマンド <<name`を入力すると,init.mが読み込まれてパッケージ全体の初期化が行われ,必要なファイルがすべて読み込まれる.

ファイル Graphics/init.mが読み込まれ,すべての標準の Mathematicaグラフィックスパッケージが初期化される.

In[2]:= <<Graphics`



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