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2.11.2 Mathematica式としてのノートブック

ノートブックを表す式
簡単なノートブック.

このノートブックに対応する式.
Notebook[
Cell["セクションヘッディング", "Section"],
Cell["テキストの例.", "Text"],
Cell["もう1つのテキスト.", "Text"] ]
個々のセルと同様に,ノートブックにもオプションを与えることができる.標準のノートブックフロントエンドでは,オプションインスペクタを使ってこれらのオプションを確認し,また変更することができる.

代表的なノートブックのオプション
ノートブックのオプションの他に,セルのオプションをノートブックに与えることもできる.そうすると,そのオプションはノートブックのすべてのセルについてのデフォルト値となる.特定のセルに明示的にオプションを指定することによって,これをデフォルト値に優先させることができる.
ウィンドウ上端にルーラーを持つノート ブックを表す式.
Notebook[
Cell["セクションヘッディング", "Section"],
Cell["テキストの例.", "Text"] ,
WindowToolbars-> "RulerBar" ]
フロントエンドにおいて表示されたときの 同ノートブック.

ノートブックのすべてのセルに背景色を指定する.
Notebook[
Cell["セクションヘッディング", "Section"],
Cell["テキストの例.", "Text"] ,
Background->GrayLevel[.7]]
それぞれのセルの背景色がグレーとなる.

Mathematicaを離れて,ノートブックのファイルをテキストとして見ると,ファイルにはノートブックを表す式が書かれている.したがってノートブックを作る1つの方法は,その式をファイルに書き出すことである.
Mathematicaで作成されたノートブックファイルには,Mathematicaがこれを速く読み込めるように付加情報が書かれている.この付加情報は, (* ... *)の形のコメントとして記述されており,ノートブックに書かれている本当の式に影響を及ぼさない.

フロントエンドにおけるカーネルからのノートブックの設定
ノートブックを式としてファイル sample.nbに書き出す.
In[1]:= Notebook[{Cell["セクションヘッディング", "Section"], Cell["テキストの例", "Text"]}] >> "sample.nb"
保存した式をファイルから読み込む.
In[2]:= <<sample.nb
Out[2]= 
ファイルsample.nbをノートブックとしてフロントエンドに開く.
In[3]:= NotebookOpen["sample.nb"]

NotebookOpenでフロントエンドに開かれたノートブックは,他のノートブックと同様に対話的に使うことができる.ただし, NotebookOpenを使うには,ファイルにノートブックが式として書かれている必要がある.一方, NotebookPutの場合は,カーネルに作られたノートブックの式から直接そのノートブックフロントエンドに表示される.
カーネルでノートブック式を作る.
In[4]:= Notebook[{Cell["セクションヘッディング", "Section"], Cell[テキストの例., "Text"]}]
Out[4]= 
この式をフロントエンドに送り,ノートブックとして表示させる.
In[5]:= NotebookPut[%]

Out[5]=-NotebookObject-
逆にNotebookGet を使えば,ノートブックオブジェクトからそこに書かれたノートブックの式を取り出すことができる.
In[6]:= NotebookGet[%]
Out[6]= 
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