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2.11.8 オプションのスタイルと継承

オプションの設定できるレベルの階層

3つのセルを持つノートブック.

3番目のセルに CellFrame->Trueを指定した場合.

ノートブック全体に CellFrame->Trueを指定した場合.

"Section"スタイルに CellFrame-> Trueを指定した場合.

標準のノートブックフロントエンドでは,「オプションインスペクタ」(Option Inspector)メニューを使って,任意のレベルのオプションを調べたり設定したりすることができる.特定のレベルにオプションが指定されていなければ,そのオプションには1つ上のレベルのオプション値が継承される.したがって,例えばあるセルに CellFrameオプションが設定されていなければ,そのセルのあるノートブックのすべてのセルにグローバルに設定されている値が使われる.

その結果,ノートブック全体に CellFrame->Trueを設定すれば,そのノートブックのすべてのセルは枠で囲まれる.ただし,特定のセルに対して,あるいはそのセル自体に明示的に別の設定があれば,それが優先される.

ノートブックのスタイルの設定法

Mathematicaノートブックを使おうとする目的によって,ノートブックのそれぞれに異なる基本的なデフォルトスタイルを選ぶことが望ましい.標準のノートブックフロントエンドでは,「スタイルシートの編集」(Edit Style Sheet)メニューを使ってこれを行うことができる.

基本的なデフォルトスタイル

基本的なデフォルトスタイルのそれぞれによって別々のスタイルが提供される.したがって,例えば本書で使われているようなグレーボックスを作る Boxスタイルは, Bookデフォルトスタイルでのみ使うことができる.

Bookデフォルトスタイルを使ったノートブックの例.

スタイルを指定するオプション

ある特定の基本的デフォルトスタイルについても,Mathematica 2つの異なるスタイルを持っている. 1つは画面表示用で,もう 1つはプリンタ出力用である.画面表示とプリンタ出力に別々のスタイルを設定できることにより,解像度の低いディスプレイと高解像度のプリンタとのそれぞれにスタイルを最適化することができる.

スタイルの代表的な設定

普通の作業のための画面表示スタイル.

同じノートブックを縮小画面表示スタイルで示す.

実際にMathematicaは,スタイル定義セルを使ってスタイルの定義を行う.このセルはスタイル定義ノートブックとして独立に与えられるか,特定のノートブックにオプションとして含まれる.どちらの場合も,標準のノートブックフロントエンドの「スタイルシートの編集」(Edit Style Sheet)メニューを使って,スタイル定義にアクセスすることができる.

Notebook StyleDefinitionsオプションの設定

スタイル定義セルの例.

上に示したセルのセル式.Sectionスタイルに含まれるすべてのセルにこのオプションが継承される.

スタイル定義セルを表す式



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