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2.13.1 どのようにMathLinkは使われるか
この本のほとんどは,いかにユーザがMathematicaとやり取りをするかについて書かれている.一方,MathLinkは,ユーザではなく,プログラムがMathematicaとやり取りをするメカニズムを提供して いる.

MathLinkの使い方の例
MathLinkは,外部プログラムが Mathematicaとコミュニケートするための標準的なインターフェースを提供する.現在,多くの一般的なソフトウェアが,組込み,もしくは追加モジュールという方法でMathLink適合の機能を持っている.
それに加えて,ほとんどの MathematicaにバンドルされているMathLinkデベロッパーキットは,ユーザ自身でMathLink適合プログラムを作るための道具を提供している.
MathLink適合プログラムができれば,それと Mathematicaとの透過的なリンクを作ることができる.
リンクは,1台のコンピュータ上でも,ネットワークの上で,基本的には両方のコンピュータが同じ種類のものでなくても大丈夫である.

MathLink適合プログラムのいくつかの使用法
MathLink適合プログラムは,非常にシンプルなものから,かなり複雑なものまでいろいろある. 最小のMathLink適合プログラムは数行の長さしかない.しかし,非常に大きくて洗練されたMathLink適合プログラムを作ることもできる. Mathematicaのノートブックは,洗練されたMathLink適合プログラムの一例である.

MathLinkの基本アイデア
MathLinkのパワーの多くは, Mathematicaの式を使うというところからきている.基本のアイデアは,MathLinkはプログラム間でMathematicaの式をやり取りする方法を提供し,その式はどんな形のデータも表現できる,というところにある.

MathLinkの中で Mathematicaの式として表現されるデータの例
MathLinkライブラリは,外部プログラムが Mathematicaの式を送ったり,受け取ったりするための関数の集まりからなっている.
MathLinkデベロッパーキットは,それらの関数を外部プログラムの中で使えるようにするためのユーティリティを提供している. ユーティリティには多くの言語用のものがあるが,この章では主としてC言語で書かれたものについて説明する.
MathLinkライブラリの重要な機能のひとつは,それが完全に機種に独立であるということである. MathLinkライブラリは,ユーザのコンピュータシステム上のどのようなプログラム間通信の機能でも透過的に使うことができる.
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