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2.3.4 パターンにおける式の型指定

式の頭部を参照することで式の「型」に関する情報を得ることができる.例えば,整数は整数型(Integer)の頭部を持ち,リストはリスト型(List)の頭部を持つ.

パターンでも型の限定ができる.例えば,パターンを_hx_hとすれば,頭部がhの式だけを検索対象にすることができる.整数型のパターンに限定するなら,_Integerとすればよいし,リスト型にするなら_Listと指定すればよい.

指定頭部を持つオブジェクトのパターン

こうすると,整数型の要素だけを置換することができる.

In[1]:= {a, 4, 5, b} /. x_Integer -> p[x]

Out[1]=

f[x_Integer]に対する割付け操作は,「型」が整数の引数を必要とする関数fを定義する,ととらえることができる.

関数gammaの引数が整数のときだけにその値は確定する.

In[2]:= gamma[n_Integer] := (n - 1)!

この定義は,gammaの引数が整数型であるときだけに適用される.

In[3]:= gamma[4] + gamma[x]

Out[3]=

4.は実数の頭部(Real)を持つため,gammaの定義は適用されない.

In[4]:= gamma[4.]

Out[4]=

これは,指数部を整数とした式の値を定義している.

In[5]:= d[x_^n_Integer] := n x^(n-1)

この定義は,指数部が整数のときだけに有効になる.

In[6]:= d[x^4] + d[(a+b)^3] + d[x^(1/2)]

Out[6]=



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