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2.9.1 入出力の表記法
式を標準的な記述形式で入力する.
In[1]:= x^2 + Sqrt[y]
Out[1]= 
同じ式をカーネル内部の表現に準じた記述形式で入力する.
In[2]:= Plus[Power[x, 2], Sqrt[y]]
Out[2]= 
ノートブックに入力する場合は,数学表記的な記述形式で入力することも可能である.
In[3]:= 
Out[3]= 
出力式に関しても用途に応じて表記法を選択することができる.
ノートブックでは,StandardForm(標準形)と呼ばれる,より数学表記的な記述形式で答が出力される.
In[4]:= x^2 + Sqrt[y]
Out[4]= 
OutputForm(出力形)を作用させ,キーボードの文字だけを使う記述形式で答を表示する.テキスト型インターフェースではこの形式が通常使われる.
In[5]:= OutputForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[5]//OutputForm= x^2 + Sqrt[y]
Out[5]//OutputForm= " 2 x + Sqrt[y]"
キーボードから直接入力できる文字,記号だけを使う.InputForm(入力形)を作用させると,答を再入力可能な記述形式に変換できる.
In[6]:= InputForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[6]//InputForm= x^2 + Sqrt[y]
FullForm(完全形)を使いカーネル内部で使われる関数形の記述形式で表示する.
In[7]:= FullForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[7]//FullForm= 

出力式の表記変換
カーネルから式の出力があるとき,上記の出力表記のいずれかに基づいたテキスト形式で式が構成される.テキスト形式の式は,内容によっては,再度入力式として使うことも可能である.上記の表記の他にさらにいくつかの表記と変換機能が用意されている.それらは主にタイプセット的な表示,もしくは,外部プログラムへの出力用途で使う.
TraditionalForm(慣用形)を使い答を慣用的な数学表記で表示する.
In[8]:= TraditionalForm[ x^2 + Sqrt[y] + Gamma[z] EllipticK[z] ]
Out[8]//TraditionalForm= 
TeXFormを作用させ TeX形式に変換する.
In[9]:= TeXForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[9]//TeXForm= x^2 + {\sqrt{y}}
CFormを使いC言語の記述形式に変換する. Powerはマクロのことで,その定義はファイル mdefs.hにある.
In[10]:= CForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[10]//CForm= Power(x,2) + Sqrt(y)
FortranFormを使えば,Fortran言語の記述形式にも変換することができる.
In[11]:= FortranForm[ x^2 + Sqrt[y] ]
Out[11]//FortranForm= x**2 + Sqrt(y)

通常は再入力が不可な出力表記への変換
上記以外の特殊な出力表記が必要ならば,カスタマイズすることも可能である(詳しくは,2.9.17を参照のこと).ただし,外部プログラムへ式を送る場合は,可能であれば, MathLinkを使い直接転送した方がよい.

外部プログラムにおける Mathematicaで作成した式の転送法
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