Mathematica には組込み関数が多数ある.このチュートリアルでは,ユーザによる関数の定義を
Mathematica にどのように追加したらよいかを説明する.
最初の例として,引数を2乗する関数
fを考える.この関数を定義するのに必要な
Mathematica のコマンドは,
f[x_]:=x^2である.式の左辺にある下線部(
_)は「ブランク」と呼ばれ,非常に重要なものである.ブランクの持つ意味については後述するが,ここでは,
_は定義式の右辺ではなく,左辺に置かれる,ということを覚えていてほしい.
Mathematica では,
fのような関数に使う名前は単なる記号である.このため,組込み関数と区別するため,大文字で始まる関数名は使わないようにする.また,これらの名前を同じセッションで他のものに対して使わないようにする.
定義した関数が必要なくなったら,必ず定義を消去しておく.そうしないと,後で同じ
Mathematica セッションにおいて同じ関数を別の用途に使おうとすると問題が起る.ユーザ定義された関数
f からすべての定義を消去するには
Clear[f]を使う.