リストが単に式の一形態であることはすでに説明した通りだが,その逆に,一般的な式もリストと同様に使えたとしても驚かないだろう.リストの各成分を個別に参照できるように,一般的な式の部分もまた個別に参照することができる.
ネストしたリストの部分抽出を行うときと同じ方法で,
f[g[a], g[b]]等の一般式からある部分を抽出することができる.
添数の式の部分への割当ては,
FullFormによる
Mathematica 内部の表記形に従って行われる.これらの表記形は,必ずしも表示に現れる順番に対応しない.このことは,標準内部表記が使われるが,特別な形で表示される代数式に対して特に当てはまる.
リストの部分と同じように式の部分を操作することができる.
「リスト要素の操作」では,添数のリストを作り,それをもとにリストから複数の要素を一括抽出する方法を説明している.それと全く同じやり方で,一般式の複数の部分も一括抽出することができる.
ある式のある部分は,別のある関数の引数として見ることができる.添数のリストを与えることで複数の部分を抽出するとき,抽出される部分は,抽出元の関数によりまとめられる.