多くの大規模な線形代数アプリケーションは多くの要素を持つ行列を含んでいるが,非零要素のものは比較的少ない.
Mathematica では
SparseArrayオブジェクトを使って
「リストの操作:疎な(スパース)配列」で説明してあるようにこれを効果的に表現することができる.
SparseArrayオブジェクトは非零の値がどこに表れるのかを指定する規則のリストを使って作用する.
「リストの操作:疎な(スパース)配列」で説明してあるように,パターンを使って疎な配列中の要素集団を指定することができる.また任意の階数のテンソルに対応する疎な配列を作ることもできる.
通常のリストに対するのと同じように
SparseArrayに対してもほとんどの標準的な構造操作を行うことができる.結果が疎である場合は
SparseArrayオブジェクトが返されるのが通例である.
機械精度の疎な数値行列について,
Mathematica はMatrix Market形式(
.mtx)やHarwell-Boeing形式のような標準的なファイル形式をサポートする.これらの形式の行列は
Importや
Exportを用いてインポートしたりエキスポートしたりできる.