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2.3 webMathematica Webアプリケーションのインストール

ドキュメント2. インストール

 

2.3 webMathematica Webアプリケーションのインストール

このセクションではwebMathematica のコンポーネントをサーブレットコンテナにインストールする方法について説明します.ほとんどのサーブレットコンテナの場合,これにはwebMathematica ツールのCD-ROMにアーカイブの形式で入っているwebMathematica Webアプリケーションを配置することが関連してきます.サーブレットコンテナの種類によってはインストールの仕方が異なる場合もありますが,それらについては別途説明します.WebアプリケーションとはHTMLと特別なディレクトリ構造に置かれているその他のWebの構成要素の集合体です.Webアプリケーションをサポートするサーブレットコンテナなら,これらのファイルを標準的な方法で使うことができます.WebアプリケーションはWARアーカイブと呼ばれる特別なタイプのアーカイブをサポートしています.サーブレットコンテナによってはこのアーカイブをサポートしているものもあります.webMathematica アーカイブのWARアーカイブはwebMathematica Tools CD-ROMにあります.アーカイブの内容については「付録」の「ファイルのレイアウト」をご覧ください.

2.3.1 Tomcatを使用する場合

このセクションではTomcatでのwebMathematica Webアプリケーションの配置について説明します.これには2つの重要なステップがあります.ひとつはwebMathematica アーカイブの解凍で,もうひとつはMSP.confファイルの設定です.

まず,webMathematica.zipあるいはwebMathematica.tar.gzのように適切なwebMathematica のアーカイブをTools CD-ROMから1つ選びます.そしてTomcatのwebappsディレクトリにあるwebMathematica のディレクトリにこのアーカイブを解凍します.TomcatのWebアプリケーションのディレクトリは通常Tomcatのトップディレクトリにあります.これでwebMathematica というWebアプリケーションができました.webMathematica Webアプリケーションの内容はに「付録」で説明します.Tomcatのトップディレクトリにある内容(部分)とwebappsディレクトリとwebMathematica Webアプリケーションの場所は次のようになります.

tomcat
   conf   
   bin
   logs
   lib
   webapps
      webMathematica   

次に,WEB-INF/confディレクトリにあるMSP.confファイルを設定します.このファイルにはさまざまなサイト特有のパラメータが収められているので,場合によってはご自分のサイト用に変更を加える必要があるかもしれません.MSP.confに置くことのできる設定は「サイトの設定」のセクションで説明します.

最も重要な設定はMathLinkArgumentsです.これはMathematica を立ち上げるコマンドです.webMathematica に付属のMSP.confにはWindows,Unix,Linux,Mac OS Xのデフォルトインストールに適した設定が入っていますが,Mathematica をデフォルト以外の場所にインストールする場合にはこのファイルに修正を加える必要があります.例えば,MathematicaE:\Mathematicaにインストールするのであれば,MSP.confMathLinkArgumentsに次の設定をしてください(バックスラッシュにご注意ください).

MathLinkArguments=-linkname 'E:\\Mathematica\\MathKernel.exe -mathlink' -linkmode launch

webMathematica のライセンスをそれ自身のパスワードファイル,例えばwebMathematica/WEB-INF/conf/mathpassに保存したい場合もMSP.confに変更を加える必要があります.その際はMSP.confに修正を加えてMathematica がこの場所を使うようにしなければなりません.以下は,典型的なWindowsのインストールにおける変更方法です.


MathLinkArguments=-linkname 'math -mathlink -pwfile "c:/Program Files/tomcat/webapps/webMathematica/WEB-INF/conf/mathpass"' -linkmode launch

典型的なUnixのインストールで,特別のmathpassを使うためのMSP.confの設定は次のようになります.


MathLinkArguments=-linkname 'math -mathlink -pwfile /usr/local/tomcat/webapps/webMathematica/WEF-INF/conf/mathpass' -linkmode launch

Unix上ではFrontEndLaunchCommandパラメータを追加してフロントエンドが正しく動作するようにする必要があるかもしれません.以下の例ではフロントエンドは起動後固定ジオメトリでサーバモードのDISPLAY 1を使います.Unixでのフロントエンドの起動についての詳細は「X Window Systemの設定」をご覧ください.

FrontEndLaunchCommand=mathematica -mathlink -display :1 -nogui -geometry 1000x500+10+10

2.3.2 Tomcatを使用しない場合

JRun

JRunは高度なアプリケーションサーバです.これには,インストールのプロセスを示すWebベースのウィザードが付いています.このセクションではJRun特有のwebMathematica Webアプリケーションのインストールの方法を説明しますので,インストールの際はこれに従ってください.webMathematica のカスタムタグを使用するためにはJRun 4.0以降が必要です.JRun 3.xでも「以前のwebMathematica技術」にある方法でwebMathematica を使うことができます.これらのインストールの説明はJRun 4に対応しています.

まず,webMathematica のアーカイブをお使いのサーバの仮の場所に解凍します.MSP.confに変更が必要な場合はここで加えることができます.例えば,Tomcatのインストールに関するセクションにあるようにMathLinkArgumentsFrontEndLaunchCommandを設定したいなら,WebApplicationNameにWebアプリケーションの名前であるwebMathematicaを設定するような行をMSP.confに追加します.

WebApplicationName=webMathematica

次にJRunのManagement Consoleを使います.Windowsでは「スタート」▸「プログラム」▸「Macromedia JRun4」▸「JRun Management Console」となります.また,http://localhost:8000を使うこともできます.Management Consoleの使用にはユーザ名とパスワードを入力しなければならないでしょう.アクセスできたら左側のフレームのデフォルトリンクをクリックして内容を拡大してください.このページのメインフレームにもデフォルトでJ2EE Componentsが表示されます.

「Web Applications」の追加ボタンをクリックしてwebMathematica Webアプリケーションを追加します.Deploy Web Applicationというタイトルの新しいページとSource File Pathというフィールドが現れます.「Browse」をクリックしてください.ファイルをブラウズするウィンドウが現れます.webMathematica アーカイブからファイルを抽出した場所(c:\temp等)まで進みます.webMathematica フォルダアイコンをクリックします.Path NameフィールドがC:\Temp\webMathematicaとなったら「Open」ボタンをクリックします.これでSource File PathC:\Temp\webMathematicaになります.次に「Deploy」をクリックします.こうするとインストールの詳細がカスタマイズできるスクリーンが現れます.デフォルト値を選び「Apply」をクリックしてください.

次に,「テスト」のセクションで説明してあるようにインストールをテストします.JRunのデフォルトポートは8100なので,http://localhost:8100/webMathematicaのようなURLでのフロントページにアクセスすることができます.

その他のサーブレットエンジン

サーブレットに不馴れな方はApache Tomcatを使われるのが無難です.これ以外のサーブレットエンジンは,以前使った経験がある方以外は使われない方がよいでしょう.

上記以外のサーブレットエンジンをお使いの場合は,Webアプリケーションのインストールに関するそれぞれの指示に従ってください.サーブレットによっては特別なツールでサポートされているものもあります.Webアプリケーションをインストールしたら,Tomcatのインストールの項にあるようにMSP.confファイルに修正を加えてください.

ここで,何らかの特別な方法でJLink.jarクラスアーカイブの位置を加える必要があるかもしれません.つまり,もしシステムがJ/Link クラスを見付けられないようであれば,そうする必要があるということです.また,WebApplicationNameJLinkNativeLibraryDirectoryの設定を変更する等,さまざまな変更が必要になることもあります.



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