How to | 角カッコや中カッコを左右対称にする方法

Mathematica のカッコ記号はすべて左右対称でなければならない.つまり,どのような種類でも開いたカッコは,対応する閉じるカッコを持たなくてはならない.非対称なカッコがあると,Mathematica はそのセルを評価しない.Mathematica フロントエンドには,角カッコや中カッコが左右対称で使われるようにするための便利なツールがいくつか搭載されている.

カッコには,丸カッコ( ),中カッコ{ },角カッコ[ ]の3種類がある.丸カッコと中カッコについては,それぞれカッコ,波カッコと呼ばれることもある.

カッコ記号がそれと対になるカッコ記号を持たない場合,Mathematica のフロントエンドはそれを紫色で表示する:

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非対称の式を評価しようとすると,Mathematica はエラーを出し,エラーの位置をハイライトする.右端のセルブラケットもハイライトされ,クリックするとエラーについての詳細が得られる+記号が表示される.この場合は,追加情報がないので,+記号をクリックしても何も起らない:

In[27]:=
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閉じる中カッコを入力すると,Mathematica のフロントエンドは対となる開く中カッコを黒に変え,一時的にそれをハイライトする.これでどのカッコ記号が対称になったのかが分かるようになっている:

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以下では,開く角カッコとリストの開く中カッコはどちらも閉じられていない.閉じる角カッコが開く丸カッコと対であると見なされるからである:

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In[1]:=
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このようなエラーは単純に見えるかもしれないが,長い式を構築する場合に起りやすい:

In[1]:=
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Mathematica のフロントエンドはこのような状況に便利なメニュー項目を含む.非対称な式にカーソルを置いて編集 ► 選択範囲の拡張を選ぶ.左右対称なカッコで最近傍の内容がハイライトされる.また,同じ操作は,非対称な式をダブルクリックすることによって行うこともできる:

編集 ► 選択範囲の拡張を繰り返し使うか,繰り返しクリックするかすると,選択範囲が次に近い左右対称部分に拡張される.どのカッコが左右対称でないかがすぐに分かる:

また,編集 ► カッコの対応を使って左右対称なカッコの最近傍のペアをハイライトすることもできる:

編集 ► カッコの対応を使う場合,カーソルの位置が重要となる.カーソルが非対称なカッコ記号の前に置かれると,左右対称なカッコ記号のペアを選ぶことができないので,この操作はうまくいかない:

関数の頭部をトリプルクリックすると,その関数の範囲を判断するために選択範囲が拡張される.また,関数の頭部のどこかにカーソルを置いてCtrl+.を2度押すことによってもこの操作を行うことができる:

同じように,任意のデリミタ(引用符を含む)をトリプルクリックすることによって,その選択範囲を選ぶことができる:

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