How to | ファイルを見付けて使用する方法
Mathematica では,インポート,エキスポート,あるいはその他の操作を行うために,数多くのファイル形式をサポートする.Mathematica は,いくつかの標準的な場所でファイルを検索する.これらの場所を変更して,Mathematica のデフォルト検索パスに別のディレクトリを置くこともできる.
Mathematica では,完全ファイルパスを指定せずにファイルを使うことができる.しかし,ファイルは Mathematica がファイルを探すディレクトリのいずれかに入っている必要がある.
Mathematica はデフォルトで$Pathに現れるディレクトリ内のファイルを使用することができる:
| Out[1]= |  |
Mathematica はまた,完全なファイルパスを指定しなくても,現行の作業ディレクトリに入っているファイルを使うことができる.
Directory[]を評価して,現行の作業ディレクトリを見る:
| Out[2]= |  |
FileNames[]を評価して,現行の作業ディレクトリに入っているファイルすべてのリストを見ることができる:
| Out[3]= |  |
ワイルドカードを使うと,希望するファイル名を見ることができる:
| Out[4]= |  |
ファイルが$Path上のディレクトリや現行の作業ディレクトリにない場合にも,数多くの方法を使ってファイルにアクセスすることができる.
例えば,使用したいファイルやフォルダの完全パスを指定することができる.これを行うために使用できるさまざまな方法については,ファイルパスを挿入する方法を参照のこと.
完全ファイルパスを指定する:
| Out[1]= |  |
あるいは,SetDirectoryを使って現行作業ディレクトリを変更する:
| Out[2]= |  |
| Out[3]= |  |
$Path上のディレクトリのいずれか,あるいは現行の作業ディレクトリにあるファイルを使う場合は,ファイルの名前を指定するだけでよい.
ファイル
を現行作業ディレクトリからインポートする:
| Out[4]= |  |
ResetDirectory[]を使って,現行の作業ディレクトリを前の値に再設定する:
| Out[5]= |  |
ディレクトリを$Pathに加えることもできる.
AppendToを$Pathおよびディレクトリパスと一緒に使う:
| Out[6]= |  |
これで現行の作業ディレクトリを変更しなくても
がインポートできるようになった:
| Out[7]= |  |
| Out[8]= |  |
$Pathへの変更は一時的なものであるので,Mathematica かカーネルを再起動すると値は再設定されることに注意する.
この変更を永久的なものにする場合は,上のAppendToコマンドを以下の2つのinit.mファイルのいずれかに加えることができる.ここでは,FileNameJoinを使って,$UserBaseDirectoryおよび$BaseDirectoryから完全なファイルパスを構築する:
| Out[1]= |  |
| Out[2]= |  |
$Path,$UserBaseDirectory,$BaseDirectoryと同様に,他のシステム変数を使ってファイルパスを構築することができる.ディレクトリを表すよく使われるシステム変数には,$RootDirectory,$HomeDirectory,$InstallationDirectoryがある.