How to | 計算を終了する方法

計算の途中で Mathematica を終了したいと思う場合がある.自分が意図していなかったことを Mathematica に実行するように指示してしまったり,時間がかかりすぎる計算を止めたいと思ったりした場合である.Mathematica は,メニュー項目やプログラムで使用できるコマンドを含む,計算を停止させるための便利な方法をいくつか提供する.

計算を停止したり,休止したりするために使うメニュー項目には評価メニューからアクセスすることができる:

計算の停止と休止を例示するために,まず完了するのに時間がかかる計算を設定する.

以下のDoループは,ステップごとに0.5秒休止しながら,1から1000までの各整数を連続して表示する.実行し終えるのに10分以上かかる:

この計算を終了するには,まずそのセルブラケットを選ぶ:

その後,評価メニューから評価を放棄を選ぶ:

すると Mathematica$Abortedを出力する:

評価を放棄でうまく計算を止めることができない場合は,アクティブなカーネルを終了することによって計算を終了することができる.

評価 ► カーネルを終了メニューからカーネル名を選ぶ.このメニュー項目は評価メニューの一番下にある.ここでは,ローカルがアクティブなカーネルの名前である:

これで選択されたカーネルでのすべての計算が終了する.しかし,カーネルを終了することによって,変数や関数の定義,および計算出力を含むセッションの結果を失うことになる.したがって,終了するカーネルが唯一開いているカーネルである場合には,このコマンドは十分注意して使う必要がある.

計算を行うためにはカーネルが実行されている必要がある.唯一実行中のカーネルを終了した場合には,別のカーネルを起動する必要がある.新たなカーネルは,ノートブックの任意の式を評価するか,評価 ► カーネルを起動からカーネルを選ぶかするだけで起動することができる.

ここでは,カーネルローカルが再起動されている:

Mathematica では,計算を完全に終了するのではなく,一時的に休止することができる.一時停止する場合は,実行中の計算のセルブラケットを選び,評価メニューから評価を中断を選ぶ:

すると,ダイアログボックスが開き,評価を続行したり,評価を放棄したり,中断された評価内でカーネルサブセッションを起動したりすることができる:

カーネルサブセッションで評価することによって,評価を休止し,別の式を評価することが可能である.これは,長い計算に含まれる変数のステータスをチェックしたり,デバッグを行ったりする場合に大変便利である.

また Mathematica では,評価を中断を使う以外の方法でカーネルサブセッションを開始することもできる.計算の実行中に,評価したい式のセルブラケットを選んでから,評価 ► サブセッションで評価を選ぶ方法である.

    

複数の入力セルブラケットを選びShift+Enterを押すことによって, Mathematica は複数セルを評価のためにカーネルに送ることができる.

セルは1つずつ評価される.評価されるキューに入っているセルのブラケットは太くなり,現在評価中である,あるいは評価キューに入っていることを示す:

この評価キューからセルを削除する場合は,まずそのブラケットを選ぶ.ここでは,Doループの実行中にキューに入っているセルが選ばれている:

評価メニューから評価キューから除去を使って,選択したセルを評価キューから削除する:

    

Mathematica 式の一部としてAbortを使うことによって,計算を終了させることもできる.

一連のコマンドの評価を止める:

In[8]:=
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Out[8]=

値が特定の極限値を超えた場合に放棄される不動点反復を行うための関数を定義する:

In[9]:=
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ここでは不安定な反復は放棄される:

In[10]:=
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Out[10]=

以下は,黄金率を近似する安定した反復である:

In[11]:=
Click for copyable input
Out[11]=
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