MathLink パケットは,
Mathematica セッションにかかわるさまざまなオブジェクトを系統立てて管理するために使用されている.
MathLink パケットは簡単に言えばパケットの役目や意味を示す一定の頭部を持った式である.
InputNamePacketと
OutputNamePacketは補助的
Mathematica セッションの現在の状態を知りたいときに利用することができる.補助的
Mathematica セッションを
"math -mathlink -batchoutput"で起動すれば,それらのパケットの生成を抑制することができる.
InputNamePacketパケットと
OutputNamePacketパケットの明示的な生成を抑制していても,
Mathematica は,
EnterTextPacketあるいは
EnterExpressionPacketの入力を,あたかも入力行があるかのように処理する.つまり,
Mathematica は
$Preと
$Postを呼んで
In[$Line]と
Out[$Line]の値を代入する.
ほとんどの場合,
EvaluatePacketを送信することによって,
Mathematica は計算を実行し,
ReturnPacketで終るさまざまなパケットを返してくると思っていいだろう.しかし,実行すべき計算が
Inputのような関数を含んでいる場合,
Mathematica は計算を続ける前にさらに入力を要求してくる.