Mathematica 式としてのセル

Mathematica の他のオブジェクトと同様に,ノートブックのセルやノートブック自体も,最終的にはすべて Mathematica の式として表される.標準的なノートブックフロントエンドでは,メニューからセルを式で表示を選ぶことによって,セルを表す式を表示させることができる.

メニュー項目セルを式で表示セルの表示を Mathematica の式に変換する.またその逆
Ctrl+* または Ctrl+8 (既存のセル間で)Mathematica の式でセルの入力を行うためのダイアログボックスを表示させる

ノートブックフロントエンドにおけるCell式の取扱い

フロントエンドにおけるセルの通常の表示.

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このセルに対応するMathematica の式.

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Cell[contents,"style"]スタイル付きのセル
Cell[contents,"style",options]オプションを指定したセル
Cell[contents,"style1","style2",...,options]複数のスタイルを持ったセル

ノートブックのセルを表す Mathematica

ノートブックには一定のスタイルの組が与えられており,これによってセルの表示形と振舞いが指定される.一般に,スタイルには,ノートブックにおけるセルの役割を表す名前が付けられる.

"Title"ノートブックの題名
"Section"Sectionのヘッディング
"Subsection"Subsectionのヘッディング
"Text"普通のテキスト
"Input"Mathematica 入力
"Output"Mathematica 出力

ノートブックにおけるセルの代表的なスタイル

いくつかの異なるスタイルのセル.

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これらのセルを表す式.

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等のスタイルは,それぞれのセルに適切なオプションを指定する.明示的にオプションを指定すれば,これが優先的に有効になる.

これは,背景色を灰色とし,セルを枠で囲むオプションを指定したセルの式.

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そのセルのノートブックにおける表示.

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オプション
デフォルト値
CellFrameFalseセルを枠で囲むかどうか
BackgroundAutomaticセル表示領域の背景色
EditableTrueセル内容の編集を許可するかどうか
TextAlignmentLeftセルにおけるテキストの位置
FontSize12フォントのサイズ
CellTags{}セルに付けるタグ

セルのオプションの代表例

標準的なノートブックフロントエンドには,セルのオプションを変更するいくつかの方法が用意されている.テキストの大きさや色を変える等の簡単な変更には,それぞれの目的に合ったメニューがある.一般にはフロントエンドに組み込まれた「オプションインスペクタ」を使うことができる.これは書式メニューのオプションインスペクタを選ぶと現れる.

• メニューにより,特定のオプションの設定値を変更する.
• 「オプションインスペクタ」により,すべてのオプションのデフォルト値の参照と変更を行う.
• セルを表す式をテキストとして編集する.
• 特定のスタイルによってすべてのセルの設定値を変更する.

フロントエンドにおけるセルの操作法

オプションはセルごとに変更することができるが,また,特定のスタイルのノートブックのすべてのセルのオプションを一括変更したい場合もある.そのような場合には,フロントエンドのメニュースタイルシートの編集を使って,ノートブックに関連づけたカスタムスタイルシートを作成することができる.次に,スタイルシートの制御を使い,変更しようとするセルに対応するスタイルシートのセルにおいてオプションを変更する.

CellPrint[Cell[...]]選択されているノートブックにセルを挿入する
CellPrint[{Cell[...],Cell[...],...}]選択されているノートブックに一連のセルを挿入する

ノートブックへのセルの挿入

選択されているノートブックにセクションのセルを挿入する.
枠で囲んだテキストセルを挿入する.

CellPrintを使うとCell式を現行のノートブックに挿入することができる.CellPrint によって作られた式は入力とグループ化され,入力が再評価されると上書きされる.

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