数値の定義
のような定義を作ると,Mathematica は,任意の関数
が現れるたびに与えられた値を使う.しかし,場合によっては,値を,数値が要求されるときに限って使われるものとして定義したいことがある.
| expr=value | 式の参照があるたびに使う値を定義する |
| N[expr]=value | 数値近似で使われる値を定義する |
通常の値と数値の定義
関数

に対して数値を定義する.
数値の定義自体は,

の普通の値に関して
Mathematica には何も指示しない.
| Out[2]= |  |
近似数値を返すように指示すると,定義式が使われ値が求まる.
| Out[3]= |  |
数値は,関数に対してでもシンボルに対してでも定義することができる.定義された数値は,NIntegrateやFindRoot等のすべての組込み関数により使われる.
| N[expr]=value | デフォルトの計算精度が要求されるときに使われる数値を定義する |
| N[expr,{n,Infinity}]=value | n 桁の計算精度と任意の計算確度が要求されるときに使われる数値を定義する |
計算精度に依存する数値の定義
シンボル

に対して,

桁精度用の数値を定義する.値は,

個の項からなる乗積とする.
指定した値が使われ,30桁精度における

の値が評価される.
| Out[5]= |  |
数値は基本的に上向きの値と同様に扱われる.f に対して数値的な値を定義するとき,この定義は,f の上向きの値を数値解析関数Nで使うためのものとして内部に保管される.