変数の消去
Mathematica で連立方程式を設定するということは,変数と変数の間に制約条件を設ける,ということになる.一般的に言って,Solveを使うということは,与えられた方程式の制約条件に従いながら,変数のうちのいくつかを用いて残りの変数を表現することである.
| Solve[eqns,vars,elims] | 変数 elims を消去し,変数 vars について解を求める |
| Eliminate[eqns,elims] | 方程式を整理し,変数 elims を消去する |
変数の消去
変数として

と

を持ち,パラメータに

と

を持つ方程式を2つ入力する.
| Out[1]= |  |

と

について同時に解く.

と

に依存した形で解が得られる.
| Out[2]= |  |

と

について解いても,同じように,

と

に依存した形で解が得られる.
| Out[3]= |  |

についてだけ解法を得たいときは,

か

か

のどれかを消去しておく.この例では

を消去するので,

と

に依存した形で解が得られる.
| Out[4]= |  |
また,

を消去すると,今度は,

と

による解が得られる.
| Out[5]= |  |
特定の変数を消去した明示的な方程式がほしい場合もある.そのときにはEliminateを使う.
リスト

にある2つの方程式の持つ変数

を消去することで1つの式にまとめる.
| Out[6]= |  |

の代りに

を消去してみる.
| Out[7]= |  |
Eliminateのもっと高等な応用として,
を「基本対称式」
および
で書き換えるという問題を考えてみる.
この問題を解くためには,もとの変数

と

を消去しておき,

を

と

でまとめ直しさえすればよい.
| Out[8]= |  |
方程式の集合を取り扱う際,よく,特定の文字を真の「変数」としてとらえ,他は「助変数(パラメータ)」とみなすようにする.そのとき,変数間の特定の関係が常に満たされるのは,パラメータがどのような値を取るときであるかということを知る必要が生ずることもある.
| SolveAlways[eqns,vars] | 方程式 eqns を任意の vars の値について常に満足させるようなパラメータの値を求める |
関係を満足させるパラメータの取得
これでこの式がすべての

を満足するようなパラメータ値を求める.
| Out[9]= |  |
| Out[10]= |  |
| Out[11]= |  |