パッケージのファイル
Mathematica パッケージを作ったり使ったりするとき,ファイルをシステムに依存しない方法で参照することが望ましい.コンテキストを利用するとそうすることができる.
基本的な考え方は,コンピュータシステムのそれぞれに Mathematica コンテキストの名前に対応するファイル名の約束がある.したがって,コンテキストを使ってファイルを参照すると,使っている Mathematica のバージョンがコンテキスト名をコンピュータシステムに合わせたファイル名に変換する.
| In[1]:= |
| name.mx | DumpSave形式のファイル |
| name.mx/$SystemID/name.mx | ユーザのコンピュータシステムにおけるDumpSave形式のファイル |
| name.m | Mathematica のソース形式のファイル |
| name/init.m | 指定したディレクトリの初期化ファイル |
| dir/... | $Pathに指定する別のディレクトリのファイル |
Mathematica では
でファイルの適切なバージョンを読み込む.まず,使っているコンピュータシステムで Mathematica の最適化されている name.mxという名前を持つファイルを使うことを試み,それが見付からないときは,通常のシステムに依存しない Mathematica 入力が書かれた name.mの形のファイルを読み込む.
name がディレクトリのとき,Mathematica はそのディレクトリにある初期化ファイルinit.mを読む.init.mファイルの目的は,たくさんの別々のファイルからなる Mathematica パッケージの設定を行う便利な方法を提供することである.コマンド
を入力すると,init.mが読み込まれてパッケージ全体の初期化が行われ,必要なファイルがすべて読み込まれる.
