UnixとLinuxのフォント
Unixでフォントを扱うのは,面倒なことがある.
Mathematica でフォントを扱う際の重要事項を,以下にリストする.
フォント形式
Mathematica フロントエンドはBDF,TrueType,Type1のフォントをサポートする.これらはすべてインストール中に
MathInstallerにより自動的にインストールされる.
フォントのインストール
フロントエンドを表示するマシンはすべて
Mathematica に含まれるフォントにアクセスできなければならない.
Mathematica プロセスはリモートマシンで起動され,フロントエンドはローカルマシンに表示される場合は,ローカルマシンのXサーバが
Mathematica フォントの場所を知らなければならない.このためには,ローカルマシンで以下に挙げるコマンドを実行して,ローカルのフォントパスに
Mathematica フォントを加える必要がある.
xset fp+ /usr/local/Wolfram/Mathematica/7.0/SystemFiles/Fonts/Type1; xset fp rehash
フォントがローカルのXサーバで使えるようにするために,必ず
xset fp rehashを実行すること.
スクリーン上で最適なパフォーマンスを得るためには,フォントパスでType1フォントがBDFの前になければならない.つまり,
$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/Type1が
$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/BDFより前に現れるということである.フォントパスの順序をチェックするためには,コマンド
xset qを実行する.
注:TrueTypeフォントは自動的にロードされるのでxsetコマンドは必要ない.
フォントサーバ
すべてのマシンに
Mathematica フォントをローカルでインストールしたくない場合もあろう.その場合は,必要な
Mathematica フォントをすべて持ったフォントサーバを設定することができる.ネットワーク上の他のマシンは,フォントサーバの
Mathematica ディレクトリからフォントを読むことによって,必要に応じてフォントを見付けることができる.詳細は,オペレーティングシステムの説明書を参照のこと.
よくあるフォントのエラー
システムによってはフォントパスの長さが制限されているものもあるので,サーバがフォントを利用することができても
xset: bad font path elementというエラーが出る可能性がある.この場合,フォントパスの順序を変更して,パスのはじめの部分に
Mathematica フォントのディレクトリを加えてみる.スクリーン上の最適なパフォーマンスのためには,
$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/BDFの前に
$InstallationDirectory/SystemFiles/Fonts/Type1をリストしなければならない.
フォントと印刷
Xフロントエンドがノートブックを印刷するとき,印刷に必要なフォントメトリックスとしてAFMファイルが使われる.
Mathematica に含まれない特殊フォントを使って印刷したい場合は,フォントのAFMファイルが必要である.このファイルは
$InstallationDirectory/Configuration/Fonts/AFM,
/usr/lib/AFM,
/usr/lib/afmのいずれかにインストールする.フォントは通常,印刷の際にフロントエンドがプリンタにダウンロードする.自分でフォントをダウンロードして,プリンタに保存することも可能である.詳細は,プリンタの説明書とプログラムを参照のこと.
GhostScript
GhostScriptを使って
Mathematica グラフィックスが見たい場合は,GhostScriptが
Mathematica フォントを認識するようにしなければならない.詳細は
support@wolfram.co.jpまで電子メールでお問い合せになるか,
support.wolfram.co.jp/mathematica/graphics/export/ghostscript.htmlをご覧いただきたい.