Mathematica セッション

コマンドラインオプションと環境変数

-pwfileMathematica パスワードファイル
-pwpathMathematica パスワードファイルサーチパス
-run起動する Mathematica 入力(カーネルのみ)
-initfileMathematica 初期化ファイル
-initpath初期化ファイルサーチパス
-noinit初期化ファイルを使用しない
-mathlinkMathLink を通してのみ通信

Mathematica 実行プログラムの通常のコマンドラインオプション

ノートブックファイルをコマンドラインの引数として用い,Mathematica フロントエンドを起動した場合は,そのノートブックが最初に選択されたノートブックとなる.その他の場合は新たなノートブックが作成される.

Mathematica カーネルおよびフロントエンドは,特定のウィンドウ環境でのみ有効なコマンドラインオプションを付け加えることが可能である.

MATHINITMathematica フロントエンドのコマンドラインオプションの環境変数
MATHKERNELINITMathematica カーネルのコマンドラインオプションの環境変数
MATHEMATICA_BASE$BaseDirectoryの設定
MATHEMATICA_USERBASE$UserBaseDirectoryの設定

環境変数

Mathematica はオペレーティングシステムの環境変数の値を読み,その値をコマンドラインオプションとして用いる.

初期化

Mathematica カーネル起動直後,以下の事項が実行される.

  • ライセンス管理実行.
  • オプションでカーネルへ渡された Mathematica コマンドの実行.
  • システム全体の初期化ファイルでの Mathematica コマンドの実行.
  • ユーザ指定の初期化ファイルでの Mathematica コマンドの実行.
  • Autoloadディレクトリにあるおよびのロード.
  • メインループの実行開始.
  • メインループ

    Mathematica セッションはすべて以下のメインループを繰り返し実行する.

  • 入力を読む.
  • すでに定義されている場合,$PreRead関数を入力列に適用.
  • 必要に応じてシンタックスエラーを出力.
  • シンタックスエラーがある場合,$SyntaxHandler関数を適用.
  • InString[n]の割当て.
  • $Pre関数が定義されていれば,入力式に適用する.
  • In[n]の割当て.
  • 式の評価.
  • すでに定義されている場合,$Post関数を適用.
  • Out[n]を割り当てて,すべてのフォーマット用のラッパーを除去.
  • すでに定義されている場合,$PrePrint関数を適用.
  • MessageList[n]を割り当てて,$MessageListをクリア.
  • Nullでなければ式を出力.
  • $Lineを増やす.
  • 未完了のすべての中止命令をクリア.
  • MathLink を通して Mathematica を外部プログラムから呼ぶ場合は,通常,上記とは異なる特別のメインループを作成する必要がある.

    メッセージ

    Mathematica セッション中,メッセージはMessageの明示的な呼出しにより生成されるか,他の組込み関数実行中に生成される.

    f::name::lang特定言語でのメッセージ
    f::nameデフォルトの言語でのメッセージ
    General::name与えられた名前での一般メッセージ

    メッセージ名

    メッセージの言語が指定されていない場合,$Languageで指定された言語によるメッセージテキストを探す. が定義されていない場合はGeneral::name での定義を使用する.それでもメッセージが見付からない場合,$NewMessageで定義された値が およびに適用される.

    Quiet[expr]は評価中にメッセージが出力されないようにしたままで expr を評価する.Off[message]により特定のメッセージを表示しないようにできる.Checkの実行で,特定のメッセージが式評価中に生成されたかどうかが分かる.$MessageListMessageList[n]は,Mathematica セッションで指定された行の評価中に生成されたすべてのメッセージを記録する.

    メッセージはStringFormの最初の引数に使われる文字列として指定される.$MessagePrePrintは文字列に変換される各式に適用される.

    終了

    Exit[] または Quit[]Mathematica を終了する
    $EpilogMathematica が終了する前に評価するシンボル
    $IgnoreEOFファイル末尾記号を受け取った時点でインタラクティブな Mathematica セッションを終了するかどうか
    end.mMathematica が終了したときに読み込むファイル

    Mathematica の終了

    Mathematica セッションを終了するにはいくつかの方法がある.Mathematica をインタラクティブに使っている場合は,入力行にExit[]Quit[]をタイプすると Mathematica が終了できる.

    ファイルから Mathematica への入力を取っている場合,ファイルの最後に達した時点で Mathematica は終了する.Mathematica をインタラクティブに使っている場合でも,Mathematica がファイル末尾文字(通常Ctrl+d)を受け取ると終了する.これで Mathematica が終了しないようにするには,$IgnoreEOF=Trueと設定するとよい.

    ネットワークライセンス管理

    シングルマシンライセンスプロセスは常に特定のマシンで起動する必要がある
    ネットワークライセンスプロセスはネットワーク上の任意のマシンで起動することができる

    シングルマシンおよびネットワークライセンス

    Mathematica は単一マシン上で,あるいはネットワークライセンスとして起動設定が可能である.ネットワークライセンスはファイルの中の!name で始まる行に示されている.name とは,ネットワークライセンスのサーバマシン名である.

    ネットワークライセンスは Mathematica ライセンス管理プログラムであるで管理されおり,これはサーバマシン上で起動する.このプログラムはネットワークライセンスで Mathematica が使用されている間は常に作動している必要がある.通常はシステムが起動するたびにが自動的に実行するよう,システムを設定しておいた方がよい.

    • コマンドラインから直接とタイプする
    • Windowsのサービスにを加える

    Microsoft Windows上でのネットワークライセンスマネージャの起動方法

    • Unixコマンドラインから直接とタイプする
    • 中央のシステム起動スクリプトにを起動する1行を加える

    UnixまたはMacintosh上でのネットワークライセンスマネージャの起動方法

    をコマンドラインから直接起動しなければ,通常はバックグラウンドプロセスとなり,強制終了されるまで連続して作動する.すでにプロセスが動作している場合は,別のプロセスを起動しようとしても自動的に終了する.

    -logfile fileライセンスサーバのアクションのログを file に書く
    -loglevel nログに記録される情報量のレベルを示す(1から4まで)
    -logformat stringstring で指定されたログ形式を使う
    -language nameメッセージで使われる言語(デフォルト
    -pwfile file指定されたファイルを使用する(デフォルト値では
    -timeout nn 時間経過した中断されている Mathematica ジョブの終了を許可する
    -restrict file指定された制限ファイルを使用する
    -mathidライセンスサーバのMathIDを出力して終了する
    -foreground がフォアグラウンドで起動した状態でに出力する
    -install をWindowsのサービスに加える(Microsoft Windows版のみ)
    -uninstall をWindowsのサービスから削除する(Microsoft Windows版のみ)

    のコマンドラインオプションの例

    についてのより詳しい情報は,Mathematica システム管理」を参照のこと.

    monitorlmネットワークライセンスの状況を監視するプログラム
    monitorlm nameライセンスサーバ name のアクティビティを監視する

    ネットワークライセンスの状況の監視

    がWebブラウザをスタートできる環境で実行されている場合は,自動的にHTML出力がブラウザに生成される.その他の場合はテキストが生成される.

    -file file出力をファイルに書き出す
    -format spec指定された形式で出力を書き出す.形式はのいずれかである
    -template file出力のテンプレートとして指定されたファイルを使う

    のコマンドラインオプションの例

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