式の入出力に関するオプション

オプション
代表的なデフォルト値
AutoIndentAutomaticReturn文字挿入後のインデントを自動的にするかどうか
DelimiterFlashTime0.3閉じカッコを入力したときにフラッシュする時間(秒)
ShowAutoStylesTrue文法および他の構成体の注釈を自動表示するかどうか
ShowCursorTrackerTrueカーソル位置がジャンプするときの目の誘導のため楕円状のスポットを瞬間表示するかどうか
ShowSpecialCharactersTrue閉じカッコを入力したときにを対応する特殊文字に変換するかどうか
ShowStringCharactersTrue文字列を表すを表示するかどうか
SingleLetterItalicsFalse1文字の記号をイタリック体で表示するかどうか
ZeroWidthTimesFalse幅0の文字で掛け算を表すかどうか
InputAliases{}nameエイリアスの追加
InputAutoReplacements{"->"->"→",...} 入力の際自動的に変換される文字列
AutoItalicWords{"Mathematica",...}自動的にイタリック体にする文字列
LanguageCategory"NaturalLanguage"スペルチェックやハイフン付け用にセルに含まれる言語の種類の仮定

対話的な式の入力に関するオプション

オプションSingleLetterItalicsは,セルがTraditionalFormのときに普通設定される.

StandardFormのデフォルトオプションの入力セルに書き込んだ式.

6.gif

オプション設定SingleLetterItalics->TrueZeroWidthTimes->Trueを使って上と同じ式を書き込む.

7.gif

Mathematica にはよく使用される特殊文字のエイリアスが多く組み込まれている.InputAliasesにより,任意の特殊文字あるいは他の Mathematica 入力の独自のエイリアスを追加することができる."name"->expr 形式の規則ではが入力後直ちに expr で置換されるように指定する.

エイリアスは明示的なEsc文字により区切られている.InputAutoReplacementsオプションによりある種の入力文字列は明示的な区切り文字がない場合でも直ちに置換されるよう指定できる.例えば,デフォルトでは直ちにに置換される.のような規則を与えることによって,入力中に seq がトークンとして表示された場合は直ちに rhs に置換される.

"NaturalLanguage"英語のような自然言語
"Mathematica"Mathematica 入力
"Formula"数式
Noneスペルチェックやハイフン付けをしない

LanguageCategoryを設定してスペルチェックやハイフン付けを制御する

LanguageCategoryオプションにより,セルに含まれる内容の形式の仮定を Mathematica に指示することができる.これによりスペルや構造のチェックの方法やハイフン使用の方法が決定される.

オプション
代表的なデフォルト値
StructuredSelectionFalse式が閉じた形でのみ選択できる
DragAndDropFalseドラッグアンドドロップで編集できる

対話的な式の編集のオプション

Mathematica では,普通,画面に表示されている式のどの部分でも選ぶことができる.しかし,式の中の閉じた部分だけを選び出すように設定できると便利なことがある.これはオプションStructuredSelection->Trueとするとできる.

式の部分を選んだ例.

12.gif

オプションStructuredSelection->Trueを指定すると,閉じた部分のみが単位として選ばれる.

13.gif

ここで記述してあるほかの操作のほとんどとは異なり,DragAndDropオプションは個々のセルまたはセルスタイルに対してではなく,フロントエンド全体に対してのみ設定できる.

GridBox[data,opts]グリッドボックスに適用するオプション
StyleBox[boxes,opts]boxes にあるすべてのボックスに適用するオプション
Cell[contents,opts]contents にあるすべてのボックスに適用するオプション
Cell[contents,GridBoxOptions->opts]contents にあるすべてのGridBoxオブジェクトに対するデフォルトのオプション

式の表示にオプションを指定する方法の例

「式のテキスト形入出力」で述べたように,Mathematica には式の表示に関するたくさんのオプションがある.StyleBox[boxes, opts]を使って,複数のボックスにこのオプションを設定することができる.また,StyleBoxで設定できるオプションは,Cellオブジェクトにも,あるいはNotebook全体にも設定できる.したがって,例えばBackgroundLineIndentのようなオプションは個々のStyleBoxにもセル全体にも指定することができる.

例えばGridBoxのように,特定の型のボックスにのみ当てはまるオプションもある.普通これらのオプションは個々のGridBoxに必要に応じて指定する.しかし,特定のセルに含まれるすべてのGridBoxにこれらのオプションを一括して設定すると便利なこともある.これはセル全体にオプションとして与えれば,これらの設定がデフォルトとなる.

Mathematica は,という名前のボックスのほとんどに,そのボックスタイプに対するデフォルトのオプション設定を指定することのできるセルオプションを提供する.オプションを取るボックスタイプは,スタイルを定義することでスタイルシートでそのオプションを設定することもできる.Mathematica に付属のスタイルシートは,そのようなスタイルを多数定義している.

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