特殊な割当て形
特に手続き的なプログラムを書いているときは,特定の変数に割り当てられた値をいろいろと変えていく必要が出てくる.これは,新たな値を構築し,
のような割当てを明示的に行うことでもできるが,変数の値の加減や,その他の標準的な演算を行う場合は,特別な記述法が用意されているので,そちらを使った方が簡単でよい.
| i++ | i の値を 増加させる |
| i-- | i の値を 増加させる |
| ++i | i の参照値は増加後の値 |
| --i | i の参照値は減少後の値 |
| i+=di | i の値に di を加える |
| i-=di | i の値から di を引く |
| x*=c | x に c を掛ける |
| x/=c | x を c で割る |
変数の値の変更
変数

に値

を割り当てる.
| Out[1]= |  |

の値を

増加させる.
| Out[2]= |  |

の値が変わったか確認する.
| Out[3]= |  |

に

を割り当て,それに

を掛け,そして,

の最終値を表示させる.
| Out[4]= |  |

の値は,増加される前の

の値である.

の値は,増加後の

の値である.
| x=y=value | x と y に同じ値を割り当てる |
| {x,y}={value1,value2} | x と y に別々の値を割り当てる |
| {x,y}={y,x} | x と y の値を交換する |
複数の変数への値の一括割当て
| Out[7]= |  |

と

の値を交換する.
| Out[8]= |  |
| Out[9]= |  |

も同様に確認する.
| Out[10]= |  |
リストに割当てを行うことで,並び順をいろいろ変えてやることもできる.
| Out[11]= |  |
Mathematica でプログラムを書いていて,あらかじめ作っておいたリストに後から要素を加えたいときがある.関数PrependToやAppendToを使うとこれができるようになる.
| PrependTo[v,elem] | リスト v の先頭位置に新たな要素 elem を挿入する |
| AppendTo[v,elem] | リスト v の末尾位置に新たな要素 elem を挿入する |
| v={v,elem} | 前のリスト v をサブリストとし,同じレベルに新たな要素 elem を追加したリストを構築し,それを v に割り当てる |
リストの割当てと要素の追加
数のリスト

を

に割り当てる.
| Out[12]= |  |
要素

を

の値に加える.
| Out[13]= |  |

の値が変わったかどうか確認する.
| Out[14]= |  |
AppendTo[v, elem]とv=Append[v, elem]は機能的に等しいが,記述するには前者の方が使いやすいことが多いだろう.ただし,Mathematica で使われるリストの保存の仕方のため,特定のリストに要素の列を追加する操作は,普通,ネストした構造体(例えば,各レベルのサブリスト長を2としたリスト)を構築する操作より処理能率が悪い.そのような構造体を作るときは,常に,Flattenを作用させることで,それを単一リストにすることができる.

に関してネストしたリスト構造体を設ける.
| Out[15]= |  |
| Out[16]= |  |