オプションのスタイルと継承
| グローバル | フロントエンド全体と開いているすべてのノートブック |
| ノートブック (Notebook) | 現行ノートブック |
| スタイル (Style) | 現行のセルのスタイル |
| セル (Cell) | 指定のセル |
| 選択範囲 | セル内部の選択範囲 |
標準のノートブックフロントエンドでは,オプションインスペクタメニュー項目を使って,任意のレベルのオプションを調べたり設定したりすることができる.特定のレベルにオプションが指定されていなければ,そのオプションには1つ上のレベルのオプション値が継承される.したがって,例えばあるセルにCellFrameオプションが設定されていなければ,そのセルのあるノートブックのすべてのセルにグローバルに設定されている値が使われる.
その結果,ノートブック全体にCellFrame->Trueを設定すれば,そのノートブックのすべてのセルは枠で囲まれる.ただし,特定のセルに対して,あるいはそのセル自体に明示的に別の設定があれば,それが優先される.
Mathematica ノートブックを使おうとする目的によって,ノートブックのそれぞれに異なる基本的なデフォルトスタイルを選ぶことが望ましい.標準のノートブックフロントエンドでは,スタイルシートメニューから異なるスタイルシートを選ぶことも,スタイルシートの編集メニュー項目を使うこともできる.
| "StandardReport" | 日常用,レポート用スタイル |
| "NaturalColor" | 日常用のカラフルなスタイル |
| "Outline" | アイディアをアウトラインするためのスタイル |
| "Notepad" | テキストドキュメントを扱うためのスタイル |
基本的なデフォルトスタイルのそれぞれによって別々のスタイルが提供される.従って,例えば
スタイルシートはテキストドキュメントを扱うことを意図しているので,提供されるスタイルの数は限られている.
オプション | デフォルト値 | |
| ScreenStyleEnvironment | "Working" | スクリーンへの表示のために使うスタイル環境 |
| PrintingStyleEnvironment | "Printout" | 印刷出力のために使うスタイル環境 |
ある特定の基本的デフォルトスタイルについても,Mathematica は2つの異なるスタイルを持っている.ひとつは画面表示用で,もうひとつはプリンタ出力用である.画面表示とプリンタ出力に別々のスタイルを設定できることにより,解像度の低いディスプレイと高解像度のプリンタとのそれぞれにスタイルを最適化することができる.
| "Working" | 画面表示のスタイル |
| "Presentation" | プレゼンテーション用の画面表示スタイル |
| "Condensed" | 広い範囲を見たいときの縮小画面表示スタイル |
| "Slideshow" | スライド用の画面表示スタイル |
| "Printout" | プリンタ出力スタイル |
実際にMathematica は,スタイル定義セルを使ってスタイルの定義を行う.このセルはスタイルシートノートブックとして独立に与えられるか,特定のノートブックにオプションとして含まれる.どちらの場合も,標準のノートブックフロントエンドのスタイルシートの編集メニュー項目を使って,スタイル定義にアクセスすることができる.
