MATHEMATICAチュートリアル

MathLM のトラブルシューティング

診断

以下は,クライアントとライセンスサーバ間の接続に関する問題をデバッグするのに便利な方法である.

  • オプション-foregroundMathLM を起動する.このオプションを使うと,MathLM がどのようにリクエストを扱うかをリアルタイムで見ることができる.
  • オプション-logfileと-loglevelMathLM を起動することにより,MathLM メッセージの情報量のレベルを上げてファイルに記録することができる.これにより,ある一定期間において,MathLM がどのように扱うかを見ることができる.
  • クライアントのコマンドラインから,オプション-lmverboseMathematica カーネルを実行し,出力されるメッセージを調べる.このオプションは,ライセンスサーバへの接続に関する診断情報を出力する.

問題と解決策

MathLM がパスワードファイルを見付けられない

MathLM は,パスワードファイルが見付けられない場合は起動しない.この場合,スクリーンに以下のメッセージが表示される.

MathLM を起動するためには,オプション-pwfileの後にmathpassファイルの完全パス名を置いて使う.

Mathematica を初めて起動したときに,クライアントがライセンスサーバに接続できない

この場合は,以下のダイアログボックスが現れる.

以下のオプションのいずれかを選択することができる.

Activate—サーバ名を変更してもう一度試す.

Other ways to activate—フロントエンドのパスワードダイアログボックスを開く.詳細は「シングルマシンパスワードの入力」を参照のこと.

QuitMathematica を終了する.

カーネルのみを実行している場合は,以下のメッセージが表示される.

Ctrl+Cを押して終了するか,「シングルマシンパスワードの入力」の指示に従ってシングルマシンパスワードを入力する.

上記のようなエラーメッセージが表示されたら,MathLM がライセンスサーバ上で起動しているかどうかを確認する.MathLM が終了していたら,ライセンスの配給のために,再起動しなければならない.ライセンスサーバとクライアントの間にファイアウォールがある場合は,ファイアウォールが適切なポートからのトラフィックを許可するよう設定されているか確認する.

クライアントはライセンスサーバに接続することはできるが,プロセスリミットに達しているためにライセンスの発行を拒否される

この場合は,次のダイアログボックスが現れてエラーを知らせる.

以下のオプションのいずれかを選択することができる.

Activate—サーバ名を変更してもう一度試す.

Other ways to activate—フロントエンドのパスワードダイアログボックスを開く.詳細は「シングルマシンパスワードの入力」を参照のこと.

QuitMathematica を終了する.

カーネルのみを起動している場合は,以下のメッセージが表示される.

Ctrl+Cを押して終了するか,「シングルマシンパスワードの入力」の指示に従ってシングルマシンパスワードを入力することができる.

Wolfram Researchに連絡して,ライセンスを追加購入することも可能である.

クライアントはライセンスサーバに接続できるが,ライセンスの計算プロセスリミットに達しているのでカーネルが起動できない.

以下の2つのうちのいずれかを選択することができる.

PurchaseWolfram Mathematica Process Increment Request FormのWebページに接続する.

Cancel—カーネルの起動を放棄する.

カーネルのみを起動している場合は,以下のメッセージが表示される.

Ctrl+Cを押して終了するか,「シングルマシンパスワードの入力」の指示に従ってシングルマシンパスワードを入力する.

Wolfram Researchに連絡して追加のライセンスを購入することもできる.プロセスの増分についてはWebのwolfram.co.jp/products/mathematica/processesを参照のこと.

ネットワークライセンスを使って Mathematica を実行している場合は,特定のユーザに対してカーネルの使用を保証することに関する詳細を「ライセンスの制限と確保」でご覧いただきたい.

MonitorLM では使用可能なライセンスがあることになっているが,クライアントは,プロセスリミットに達したという理由でライセンスを拒否される

この場合は,確保されているライセンスのうち,使用されていないものがあるということである.必要であれば,制限スクリプトから該当する行を削除して MathLM を再起動することにより,確保されている不使用のライセンスが利用できるようになる.

クライアントはライセンスサーバに接続できるが,制限スクリプトのためにライセンスを拒否される

MathLM が制限スクリプトを使用するよう設定されており,許可されていないクライアントがライセンスをリクエストした場合,以下のメッセージが表示される.

以下のいずれかの方法を選ぶことができる.

Activate—サーバ名を変更してもう一度試す.

Other ways to activate—フロントエンドのパスワードダイアログボックスを開く.詳細は「シングルマシンパスワードの入力」を参照のこと.

QuitMathematica を終了する.

カーネルのみを起動している場合は,以下のメッセージが表示される.

Ctrl+Cを押して終了するか,「シングルマシンパスワードの入力」の指示に従ってシングルマシンパスワードを入力する.

拒否されたクライアントにライセンスを許可しなければならない場合は,制限スクリプトを編集して MathLM を再起動する.

クライアントがライセンスサーバへ接続した後,その接続が解除される

Mathematica が一旦起動すると,クライアントは2分ごとにライセンスサーバにコンタクトしてライセンスを更新する.このコンタクトが3度続けて失敗すると,ライセンスサーバにコンタクトできなかった旨を知らせるダイアログボックスが現れる.これは,ライセンスサーバへの接続が解除されてから6〜8分後に現れる.

フロントエンドの実行中なら,次のダイアログボックスが現れる.

以下の2つのいずれかの方法を選ぶことができる.

Enter Password—フロントエンドのパスワードダイアログボックスが現れる.詳細は「シングルマシンパスワードの入力」を参照のこと.

QuitMathematica を終了する.それまでの作業内容は保存できる.

カーネルのみを実行している場合は,接続が解除された旨を知らせる次のプロンプトが現れる.

もう一度ライセンスサーバに接続してみるか,Mathematica を終了することができる.

テクニカルサポート

さらにサポートが必要な場合はsupport.wolfram.co.jpのテクニカルサポートFAQページを参照するとよい.サイトライセンス管理者はsite.wolfram.comでサイトライセンスに関するドキュメントを見ることができる.必要な情報が見付からない場合は,正規代理店までご連絡になるか,support@wolfram.co.jpまで電子メールで,あるいは+1-217-398-6500(アメリカ合衆国)まで電話でお問い合せいただきたい.連絡時にはライセンス番号が必要である.ライセンス番号はライセンス証書の電子版あるいは印刷版に記載されている.あるいは,インストール後にヘルプメニューのMathematicaについてで見ることもできる.インストールのサポートが受けられるのは,登録済みのユーザに限られる.テクニカルサポートは,Premier Service 加入者に限られる.

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