MATHEMATICAチュートリアル

MathLM とは?

MathLM は,ネットワークライセンスで複数の Mathematica を起動する,組織用のライセンスを管理する.ネットワークライセンスには,以下のような2つの非常に重要な利点がある.

  • ネットワークライセンスでは,便利でコスト効率のよい方法により,ネットワーク化された環境で Mathematica が複数のクライアントマシンで利用可能になる.それぞれのマシンのライセンスではなく,ネットワークライセンスを使うことにより,ネットワーク上で指定された数の Mathematica を同時に起動することができる.
    • ネットワークライセンスはネットワーク環境でサブカーネルを使用する並列計算を実行する便利な方法を提供する.1つあるいは複数のサブカーネルプロセスをホストするそれぞれのマシンに別々のライセンスを必要とする代わりに,ネットワークライセンスでは制御する Mathematica から同時にネットワーク上で実行することができる.

    MathLM はライセンスサーバとなる1台のマシンにインストールする.MathLM が起動すると,それは新しい Mathematica セッションの門番としての役割を果たす.MathLM はネットワークライセンス契約でカバーされる各クラスのコンピュータに対して,適切な数のプロセススロットを割り当てる.MathLM は使用中の Mathematica の数を監視し,すべてのライセンスが使用されるまで,クライアントにライセンスを発行する.

    ネットワーク全体で同時に使用できるプロセス数は,ライセンス証書に記載されている.Wolfram Researchでライセンスのアップグレードを購入すると,使用できるプロセス数を増加することができる.詳細はWeb(wolfram.co.jp/products/mathematica/processes)のWolfram Mathematica Increment Request Formを参照のこと.

    Mathematica はカーネルとフロントエンドの2つの要素からできている.Mathematica カーネルは計算を実行する部分で,Mathematica フロントエンドはグラフィカルなノートブックインターフェースである.並列計算では,Mathematica は並列で実行するカーネルであるサブカーネルを使う.それぞれのサブカーネルはサブフロントエンドを使うことがある.MathLM はカーネルプロセスとフロントエンドプロセスを別々に追跡し,マスタープロセスとサブプロセスも区別する.

    • プロセス数 では,一般に1単位につき n 個のフロントエンドプロセススロットと 個のカーネルプロセススロットが与えられる.プロセスの増分についての詳細はWeb(wolfram.co.jp/products/mathematica/processes)のIncrement Request formを参照のこと.

    クライアントの Mathematica プロセスは,ユーザ入力を受け取ったり計算を実行する前に,MathLM にライセンスをリクエストしなければならない.クライアントマシンが Mathematica を実行するためには,MathLM がライセンスサーバ上で常に動いていなければならない.リクエストするクライアントマシンが,ライセンスでカバーされた種類のものでない場合,または,すべてのプロセススロットがすでに使用中である場合は,クライアントの Mathematica プロセスは開始できない.

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