mathlink.h
ヘッダファイルmathlink.hは,wstp.hに置き換えられた.
mathlink.h
MathLinkヘッダファイル
詳細
- MathLink C関数は,ファイルmathlink.hの中で宣言される.このことは, 任意のMathLink互換プログラムのソースコードに含まれるべきである.
- #define MLPROTOTYPES 0 を#include "mathlink.h"の前に特定しない限り,MathLink関数が標準C言語のプロトタイプとともに含まれる.
- 次の特別な型はmathlink.hの中で定義される:
-
MLINK MathLinkリンクオブジェクト (Wolfram言語のLinkObject に似ている) MLMARK MathLinkの流れの中のマーク MLENV MathLinkライブラリ環境 - 次の定数はMathLink テンプレートファイルが処理されるときに設定される:
-
MLINK stdlink MathLinkテンプレートで構築されたプログラムをWolframシステムに接続する標準リンク MLINK stdenv MathLinkテンプレートから構築されたプログラム内の標準MathLink環境 - mathlink.hで定義される関数はすべてC言語関数である. これらの関数は,適切なラッパーを使って他の言語から呼び出すことができる.
- intを返すmathlink.h 内で定義されるすべての関数は,関数が成功するとゼロ以外の値を返す.それ以外の場合には0を返し,効果がない.
- MathLinkテンプレート(.tm ファイル)を使って設定されたプログラムでは,Wolframシステムへのリンクはstdlinkと呼ばれる.
- mathlink.hで定義されて,データをリンクに置く関数はすべて,データを保持するのに使われたメモリを解放しない.リンクからデータを得る関数は,データを保持するのにメモリを割り当てるかもしれない. リンクからデータを得る関数は,必要とするデータが使用できるようになるまで返さない.降伏関数を登録して,待っている間呼び出すことができる.