コード生成

Wolframシステムからのコード生成にはWolfram言語で書かれたプログラムを他の言語へ変換することと変換後のプログラムが実行可能になるようにサポートすることが含まれる．WolframシステムコンパイラはコードのCコードへの変換システムを提供する．

使い方のひとつとしてWolfram Libraryに順応するCコードを作成することが考えられる．これはCコンパイラを使ってコンパイルし，Wolfram言語にリンクバックすることができる．CompileのCompilationTargetオプションは，"C"に設定されるとこのように働く．これについてはCompilationTargetのチュートリアルでさらに詳しく説明する．

上記とは別の方法として，Wolfram言語の外部で使用できるCコードを生成することも考えられる．これはWolfram言語の外部で実行されるので，コンパイラからの外部呼出しはサポートされない．つまり，Wolfram言語を実際に必要とするIntegrateやNDSolveのような高レベルのWolfram言語関数はサポートされない．一方，コードがコンパイラによって処理できるものなら，Wolfram言語の外部でも使用できる．これはCコードのサポートを提供するランタイムライブラリによって行われる．

コード生成器を使用する方法のひとつにExportとExportStringを呼び出すものがある．以下でWolfram言語関数からCコードフラグメントを作成する．これを共有ライブラリにコンパイルすることができる．